さて、毎年恒例の今年の「小野塚テル 番付表・書籍編」を発表しまーす。今年もたくさんの感動の本に出会い「仕入れ」ました。このブログも読者のみなさんのおかげで来年は15年目、通算5077日を迎えました。来年2021年は飛躍の予感がします!よろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください!(^◇^)
〜今年の最大の感動は、ほしおさなえさんの作品に出会ったことだ。ナンバーワンはコレ。6作すべていい!感動だ!!!2021年は読み返して感動を染み込ませたいっ!
〜ノーベル文学賞、ピューリッツァー賞を受賞したこの本。19世紀後半から20世紀初頭の激動の中国で大地に生きた王家三代にわたる人々の年代記。大河ドラマ級のスケール感!読みながら、なぜか両親やご先祖様のことを、豪雪地帯に生きてきた小野塚一族のことを思い出しながら、感謝しながら読みました。まさに世紀の傑作、人生の教科書としても読めます。
〜「聖の青春」「将棋の子」で感動した大崎善生さん。 「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない。現在と過去を交錯させながら、出会いと別れのせつなさと、人間が生み出す感情の永遠を、透明感あふれる文体で繊細に綴った、至高のロングセラー青春小説。シリーズ三部作全部、読みたい。これも2021年読み返したいっ!今までの出会いと別れと数々の恋を思い出しました。
〜ユニークな良い本を出している「じゃこめてい出版」の本。家事に、仕事に、子育てに、人付き合いに、 心が折れそうになったとき、やさしくはんなり語りかけてくれる 「ちりつもばあちゃん」の幸せになる知恵の数々。このシリーズすべてオススメです!
〜1966年、強盗殺人の容疑で逮捕された22歳の長谷川武は、さしたる弁明もせず、半年後に死刑判決を受けた。独房から長谷川は、死刑を求刑した担当検事に手紙を送る。それは検事の心を激しく揺さぶるものだった。果たして死刑求刑は正しかったのか。人が人を裁くことの意味を問う新潮ドキュメント賞受賞作。一人の人間のドラマと歴史、家族にはそれぞれのストーリーがあるんだね…。この本に出会えて良かったです。
【前頭五】「たとえる技術」(せきしろ)
〜「例え話」のワザを分かりやすく解説した本。その切り口と着眼点がハンパないっ!「この本は、急患が出た飛行機に偶然乗り合わせた名医、いや、すりおろしリンゴを食べさせてくれる母のようだ」。思わず笑えて、少し切なくて、使ってみたくなる「たとえ」の魔法!!ボキャブラリーを仕入れたい!
〜この絵本はいい!!!感動だ!!!知らなかった!!!戦争をこんなふうに伝える方法があったのか!!!カラスに対するイメージが変わるよー!!!だってカラスがお坊さんになっちゃうんだよー!合掌。
〜標高8000メートル以上の14座すべての登頂に成功した、日本人初の14サミッター。彼だけがなぜ登り切れたのか、その深層に迫る。「経験は積むものではなく、並べるもの」「人は死なないようにできている」「実際には、日常生活の方が死に近い」「想像力と恐怖心を利用して危険を回避する」登山靴は履かない、水筒はもたない、休憩はしない、食べない。その理由とは!?
〜「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う。36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。これこそ、今の若い人の心理なのかもしれない!