この絵本はいい!!!感動だ!!!知らなかった!!!戦争をこんなふうに伝える方法があったのか!!!カラスに対するイメージが変わるよー!!!だってカラスがお坊さんになっちゃうんだよー!(・∀・)
すこし むかし からすが たくさん いる 村が あった
山にも たんぼにも りんごえんにも
そりゃあ いっぱい からすが いた
ある年 せんそうが おこった
なんねんも つづき 村の おとこたちは たたかいに でていった
でていった おとこたちは つぎつぎと 死んでいった
海の むこうで 大陸で 南の 島で
ある日 村の ひとが ふと きがついたら
あれほどいた からすが いない
りんごえんにも たんぼにも 一羽も いない
どこへ いっちまっただ からすはー
すると ひとりの ばあさまが いうた
おらあ しってるだ
からすは おとむらいに いっただよ
海を こえてなあ
え おとむらいに?
ああよ からすは ぼうさまに なって おとむらいに いっただよ
おらの むすこの ところへ たしかに いっただよ
おまえの ていしゅのところへも
おまえの あにさの ところへもー
むすこが 死んでも まみだぁだせねえ
ていしゅが 死んでも なみだぁだせねえ
おらたちの かわりに からすは いってくれただよ
ひとつ ひとつの おはかに おきょうを あげてくれただよ
いま その村の りんごえんに たんぼに
からすは むかしのように むれている
せんそうが おわったからー
からすよ 二度と 海をこえるな
いいなー!これ!今年読んだ絵本のナンバーワンだね。思わず手を合わせたくなる!超オススメです!!!(・∀・)