「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「音楽を愛でるサル なぜヒトだけが愉しめるのか」(正高信男)

 

このタイトルを見て、あらためて思った。へー!そーかー!!音楽を愛でるのはヒトだけだったのかー!!!えっ、でもリズム取ったりしない?太鼓を叩いたり、音に合わせて声を出したり。あれは、楽しんでいるのと違うのかー!!!(^^)

 

サルが音楽を聴いて瞑想する――ウォークマン往年の名CMは事実なのか。行動学の最新の知見から音楽の起源と機能を明らかにする」そのエッセンスを紹介しよう。

 

 

・ひと昔前、ソニーウォークマンの広告にニホンザルがヘッドフォンをして目を閉じている写真が用いられて、話題になったことがあった。どう見ても、耳に流れている音を愉しんでいるように映る。しかしながら、この印象はあいにく、まったくの作り事に過ぎない。試しに彼らに多種多様な音楽を聞かせてみても、まったく反応しないのである。これはニホンザルに限った現象ではない。

 
・ヒト以外の霊長類すべて、それどころか、実にヒトのほかには音楽をエンジョイできる動物は存在しないとされているのだ。つまり音楽への美意識は、あまたいる動物のなかで私たち固有に備わった感性なのである。どうしてヒトだけが、そしておしなべて音楽に喜びを見出すのかーこれが本書のテーマである。
 
・しかしまた、音楽のない世界というものを想定してみたとき、それで毎日の生活を送っていく上で、何か大きな支障が生ずるかというと、さほど困ることがないのもまた事実なのだ。
 
「九九は算数ではない」「オペラ座のサル」「ニホンザルのイモ洗いは文化ではない」「サウンド・オブ・サイレンスの進化」「歌から器楽曲へ、あるいはメロ先はなぜはやるのか」「モーツァルトの不思議」「音楽療法の可能性」など。
 
よかったー!ワタシの場合、音楽は人生、「ノーミュージック  ノーライフ」だからね。オススメです。(^^)