時の経つのは早いね〜!「光陰矢の如し」「少年老い易くガクッと成り難し」(笑)早いもので2019年も大晦日です。今年もいろいろと、たくさん、お世話になりました。ありがとうございました。\(^o^)/
さて、毎年恒例の今年の「小野塚テル 番付表・書籍編」を発表します。これを毎年楽しみにしている人も多いですよね。(笑)今年もたくさんの感動の本に出会い「仕入れ」ました。このブログも読者のみなさんのおかげで13年、通算4709日を迎えました。来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください!(^◇^)
〜全世界1200万部突破の『サピエンス全史』の著者が描く、衝撃の未来!我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。私たちはどこへ向かおうとしているのか。人工知能や遺伝子工学といったテクノロジーとホモ・サピエンスの能力が合体したとき、人類は何を求め、何のために生きるのか、そして世界に何が起きるのかを問う!人類はどこへ向かうのか?
〜「石本秀一(1897-1982)は、広島カープの初代監督として知られる。その生涯は、広島カープの礎を築いただけではなく、まさに、日本野球の礎を築き、その歴史を生き抜いた人生だったと言えよう。本書は、関係者に綿密な取材をくりかえし、「野球の鬼」ともいわれた石本の人生と、日本野球の歴史を浮き彫りにする力作ノンフィクション!
【関脇】「教誨師」(堀川惠子)
〜半世紀にわたり、死刑囚と対話を重ね、死刑執行に立ち会い続けた教誨師・渡邉普相。「わしが死んでから世に出して下さいの」という約束のもと、初めて語られた死刑の現場とは? 死刑制度が持つ矛盾と苦しみを一身に背負って生きた僧侶の人生を通して、死刑の内実を描いた問題作!
〜間違いなくこの人は天才だと思った。「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流、恵まれない天才、上岡龍太郎です」 ラジオ、漫談、上岡流講談、演劇、テレビ…上岡龍太郎の“芸"とはいったいなんだったのか。上岡龍太郎自身をはじめ、現場関係者の証言を通して描き出す一代限りの話芸の真髄。
【前頭筆頭】「異端者の快楽」(見城徹)
〜カリスマ経営者として 共同体の中心に身をおきながら、「異端者」である己との狭間で、精神の暗闘を繰り広げ てきた見城徹。作家やミュージシャンなど、 あらゆる才能と深い関係を切り結ぶことで得た官能的な体験とは。「個体」としてどう生きるかを改めて宣言した書き下ろし。
【前頭二】「昭和の爆笑王 三遊亭歌笑」(岡本和明)
〜昭和の爆笑王といえば初代 林家三平。三平師匠が最も影響を受けた「爆笑王」が三遊亭歌笑なのだ!ワタシはそれを知らなかった。それも当然っ!わずか5年、生まれ持っての強度の斜視と弱視の「珍顔」で戦中〜戦後の落語界を席巻。31歳で進駐軍のジープに轢かれて即死。初めて描かれるその全生涯。
【前頭三】「地球星人」(村田沙耶香)
〜 村田沙耶香といえば『コンビニ人間』で芥川賞を受賞したよね。ワタシは『しろいろの街の、その骨の体温の』で衝撃を受けた。この本はそれを超えた衝撃がっ!!!「衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞第一作。なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。
〜長嶋監督の裏には、マスコミはおろかチーム内ですら限られた人間しか知らなかった、ある一人の参謀がいた―。「GCIA」なる情報機関を創設し、真の長嶋政権を実現しようとした男・河田弘道。読売ジャイアンツという巨大組織の一大改革に挑んだ4年間の記録。
【前頭五】「洞窟おじさん」(加村一馬)
〜人生のほとんどを洞窟で過ごした男の物語。加村一馬、昭和21年8月31日生まれ。群馬県大間々町(現:さくら市)出身。68才。昭和35年、当時13才だった少年は「両親から逃げたくて」愛犬シロを連れて家出した。以来、彼はたったひとりで誰にも知られることなく、足尾鉱山の洞窟、富士の樹海などの山野で暮らし、イノシシやシカ、ヘビにネズミ、コウモリ、野ウサギなどを食らい命をつないできた。発見された時、少年は57才になっていた--そして社会復帰」小野田寛郎さんや横井庄一さんのような人が日本に存在したのだ!「事実は小説より奇なり」。
〜ひすいさんの息子、ユータロー君が幼稚園の頃から高校2年生になるまでに、実際にあったやりとりをまとめたもの。このエピソードが天才の片鱗が見え隠れしている
【前頭七】「必笑小咄のテクニック」(米原万里)
〜短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックを紹介。
〜嘉門さんの自叙伝的な本。「十六歳だった嘉門タツオは、タクシーから降りて来た笑福亭鶴光に、荒い息づかいで声をかけた。「弟子にしてください!」。一方、先達の金森幸介の曲は、『ヤングタウン 今月の歌』に選ばれ、洋々たる未来が開けていた……。千里丘のラジオ局は、大阪の若者たちの憧れそのもの。だけど未来は必ずしもまっすぐじゃない。辛い内弟子時代と破門、鳴かず飛ばずからの再デビュー。業界追放の苦境の中、タツオは放浪し、自分の生きる芸事の道を探す。大阪人の夢物語そのものと言える、濃くてあったかい自伝物語。
〜「1973年、リーグ消滅の危機も囁かれていたパ・リーグに、新たなる球団が誕生した。経営不振にあえぐ東映フライヤーズを買収した日拓ホームフライヤーズだ。張本勲、大杉勝男、大下剛史、金田留広、高橋直樹、新人の新美敏……個性派プレイヤーを擁するチームと、「七色のユニフォーム」など球界に新風を吹き込むべくさまざまなアイディアとともに乗り込んできた西村オーナー。だが、その熱い想いとは裏腹にチームは迷走を続け、やがて……。それは時代の「あだ花」だったのか、はたまた現在へと続く「懸け橋」だったのか?――映画産業の衰退・沸騰する土地ブームなど当時の世相を背景に、わずか10か月で儚く消えた新規参入球団の奮闘をヴィヴィッドに描出するスポーツドキュメント
〜ベテラン放送作家の工藤正秋は、阪急神戸線の車内アナウンスに耳を奪われる。「次は…いつの日か来た道」。謎めいた言葉に導かれるように、彼は反射的に電車を降りた。小学生の頃、今は亡き父とともに西宮球場で初めてプロ野球観戦した日を思い出しつつ、街を歩く正秋。いつしか、かつての西宮球場跡地に建つショッピング・モールに足を踏み入れた彼の意識は、「いつの日か来た」過去へと飛んだ―。単行本刊行時に数々のメディアで紹介された感動の人間ドラマ、
【次点】「仰天・文壇和歌集」(夢枕獏)
〜〈あいつが取った賞などもういらねえと思いつつ なお欲しと思う我のいる〉〈書き過ぎに倒れ 点滴の最中に「うちの原稿を」と言った編集者の顔を忘れまじ〉。支離滅裂。定型ナシ。これは何かと申しますれば「仰天和歌」としか言いようはございません。印税、言い訳、文学賞、締め切り、土下座に同業者。文壇の森羅万象を詠んだギャグ和歌集。