「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「新・日本列島から日本人が消える日(最終巻)」(ミナミAアシュタール)

この本のシリーズ、スゴいんだよなー。このタイミングでこの本に出会ったのも、ご縁だと思うなー!今、読んでよかったわー!これからのワタシの生き方に影響するよ、きっと。
 
 
あなたが幸せを手に入れるための破・常識な歴史が、今解き明かされる!真実なの? SFなの?決めるのは、あなたです。消えるとは? 身体を持って次の次元へ行くこと。ムーの流れを受け継ぐ縄文時代、江戸時代のように、人が繫がる社会をつくるのにはどうすればよいか?を説く。ただし一足飛びに江戸時代を目指すのではなく、昭和30・40年代の暮らしや人間関係を振り返り、再認識することを提案する」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
・今回のカギは、人との繋がりっていうところ。人ともっと繋がることができれば、今、抱えている問題は解決するわ。庶民が手を繋ぎ合えば、何も困ることはないの。分かる?お金なんてなくても十分生きていけるのよ。お金なんて流通しだしたのは、明治維新の頃。確かに江戸でもお金、金貨などはあったけど。庶民はほとんど使わなかった。それでも庶民は十分生きていたわ。今よりも豊かに自由にね。あの江戸時代の文化ができたのは、庶民が豊かだったから、余裕があったからなの。人と繋がることのメリットよりも、人繋がることで起きるデメリットばかりを刷り込まれてしまったのよ。
 
江戸時代の人たちには、時計はなかった。大体の時間で動いていた。朝日が昇って、太陽が上にきたら昼、太陽が沈みはじめたら夕方から夜みたいにね。人と待ち合わせするときもこのくらいのときに待ってるよって感じね。人を待つことも全く苦じゃなかった。人を待たせて悪いということもなかった。会えないときもあったけど、それはそれで仕方がないって感じね。時間がもったいないって考え方ばかりするから、もっと時間に追われることになるの。時間に追われて生活が窮屈になるの。
 
昭和の頃の出張って、ほとんど旅行気分で行けたわ。電車に乗ってゆっくり行くから日帰りなんてできない。二、三日かけて出張することもあったわ。出張先でも時間に追われることなくしっかりと話をすることもできたし、個人的に交流することもできた。だから何かちょっと行き違いがあっても修正しやすかった。今は、ただ仕事の打ち合わせだけして帰ってくる。そして、ほとんどのやり取りもメールだけ。それだと人と繋がることができない。
 
時間がもったいない、はやくしなきゃ、はやく、はやくってものすごいストレスよね。そして常に何かをしていけない中毒みたいになってるのよ。便利ばかりを追求すると窮屈になる。時間って追うと短くなるの。気持ちがイライラするの。便利なのものって、ほとんどが時間が短くできるものでしょ。簡単にパパッとできるってすごく魅力的かもしれないけど、それによって余裕もなくなっていくの。パパっとできるから、その時間が余るでしょって思うかもしれないけど、その時間はまた別のことに使われて余裕のある時間にはならない。
 
洗濯機、掃除機、食洗機、電子レンジといろんな便利な機械ができて家事も楽になった、生活も豊かになった気がする。でもそれは気のせいね。だってその機械を買うためにお金を稼がなきゃいけない。仕事を増やさなければいけない。機械で余裕ができるはずだったのに、時間もお金も気持ちも余裕がなくなっていく。ストレスばかりの生活になっていく。イライラする、もっと気持ちに余裕がなくなっていく、それが便利な生活と呼ばれているもの。江戸時代の仕事の仕方は、もっと余裕があったわ。
 
・あなたたちは、時間について教えてもらってないよ。時間はゴムのように伸び縮みするの。思考によってね。体感時間ってあるでしょ。それが時間なのよ。時計では測れない時間があるの。その時間は気持ちや思考で変わる。どうやったら時間を伸ばすことができるのか?すごく簡単。気持ちをゆったりと持てばいいだけ。いつもゆったりとしていたらいいの。気持ちがゆったりとしていたんら、時間はゆっくり進む
 
時計のない頃は、ゆったりと生活ができたの。江戸時代の人たちは体感で時間が伸び縮みすることを知っていた。きっと江戸時代や縄文時代の人たちの時間の感覚を感じたら、すごく長くてびっくりすると思うわよ。同じ一日でも、時間の感覚が全然違うと思う。ゆったり過ぎて物足りなさを感じるかもしれない。何をしていいか分からず戸惑うかもしれないわね。
 
・お風呂にゆっくり入る喜びや楽しさ、ご飯も自分が食べたいものをゆっくりと工夫しながら作る楽しさ。楽しく作られた料理には楽しいエネルギーが乗るから食べる人も楽しくなる。楽しく食べれば話も弾む。昭和の頃は、今よりは不便だったけど生活を楽しんでいたわ。便利な機械はなかったけど、優雅な生活だった。
 
仕事って与えられるものじゃなくて、自分で作るものなの。あなたが作ったもの、提供できることを欲しいって思う人がいればいいってことよね。欲しいって思ってくれる人を呼び寄せればいいってことよね。だから、あなたにしか作れないものを作るのよ。あなたにしか提供できないことをするの。最初はものすごくパワーがいるの。そのパワーって、これがしたいっていう気持ちよね。
 
好きなことをしていたら、オリジナルになるの。これは誰にも真似できない。今、ブランドになっている商品って、皆こうしてつくっていったのよ。老舗のお菓子やさんもそうでしょ。これが得意っていうのは、自分で決めればいいの。好きなことは、得意なことなの。好き=得意なの
 
お互いの得意をグルグルと回すの。好きなことがある。だからそれを回すの。同じような価値観の人たちと小さな社会を作っていくの。
 
・掃除が好きな人もいれば嫌いな人もいる。なら掃除が好きな人が掃除すればいいじゃない。草刈りが好きな人が草刈りをすればいいし、花を育てるのが好きな人は育てればいい。自分が嫌いなことを、好きだって思う人もいるの。だから面白いし、上手くいくの。
 
これが最終巻の結論かーっ!ビックリするほどシンプルっ!!!そーだよね。好き=得意だよねー!よーし!!!じゃあ、今から野球選手、目指すかー!違うかー!(笑
 
いったい誰が、どんな目的で書いたんだろう!?何度も読み返したい本。超オススメです。(・∀・)
 
 

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