私のキャッチフレーズは、「人間カラオケ」「酒場のギター弾き」である。♪
プロ野球選手にもさまざまなキャッチフレーズやニックネームがあったよねー!(^^) ちょっと思い出すだけでも、
「ミスタージャイアンツ」(長嶋茂雄)「安打製造機・広角打法・スプレー打法」(張本勲)「赤い手袋」(柴田勲)「壁際の魔術師」(高田繁)「オバQ」(田代富雄)「最後の三百勝投手」(鈴木啓示)など。そのほとんどが昭和の個性的選手だよね。
さて、この本。「野球選手の愛称には、大衆の願望、夢、心理、時代背景が託されている。語り継がれる伝説、個性派選手たち」そのエッセンスを紹介しよう。
・現代、野球選手のニックネームで一番注目されいるのは「二刀流」の大谷翔平(北海道日本ハム)、「おかわり君」の中村剛也(埼玉西武)である。ニックネームは個性の強い選手か、職人的な選手につきやすい。そして流行に左右される。
・平成の今も愛称で呼ばれている選手はいるが、強烈さ、ニックネームの深度、表現の妙味を考えれば、やはり昭和のプロ野球には敵わない。それはニックネーム自体の面白さもあるが、何よりそれをつけられた豪傑な選手のスケールの大きさである、ただ度肝を抜かれる思いがする。とくに同じ昭和でも、昭和50年代、高度経済成長、戦後、戦前と時代が古くなるにつれて、スケールの度合いが大きくなっていった。そしてニックネームには愛称以上のものがある奥の深いものだと知るようになった。
・ニックネームには二通りある。選手につけられたものと選手の持つ技術につけられたものだ。前者には「人間機関車」(呉昌征)、貫禄ある選手には軍隊の階級の「班長」(中島治康)など当時を象徴する呼び名もある。いかに人間臭くて個性的なセンスが多かったかの証明にもなるだろう。後者の代表は、「打撃の神様」(川上哲治)の打球につけられた「弾丸ライナー」や沢村栄治の垂直に落ちる変化球である「懸河のドロップ」などがる。なぜ以前ほどの唸らせるようなニックネームの選手は今消えてしまったのだろうか。その疑問に本書の肝がある。
その他、「トルネード投法 野茂英雄」「弾丸ライナー 川上哲治」「下町の太陽 成田文男」「闘将 江藤慎一」「猛牛 千葉茂」「18歳の四番打者 土井正博」「炎のストッパー 津田恒実」「ゴジラ 松井秀喜」「和製カポネ 永淵洋三」「エースのジョー 城之内邦雄」「ハマの番長 三浦大輔」「世界一の代打男 高井保弘」「死球王 竹之内雅史」「ジョニー 黒木知宏」「八時半の男 宮田征典」など。
いいなあ…私も生まれ変わったら絶対、プロ野球選手になりたいなあ!オススメです。(^^)