一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「栄光の敗者たち 遙かなる猛牛戦士の伝説」(佐野正幸)

かつて個性的なチームがあった。2004年に事実上消滅した近鉄バファロー。数々の名監督、名選手、名勝負が思い出される。

本書は、近鉄バファローズを支えた選手、監督、コーチ、裏方さん合計49人の、現役時代及び引退後のエピソードが語られている。その中でも最も個性的な「あの」エピソードを紹介しよう。


加藤哲郎〜永遠についてまわる「巨人はロッテより弱い」】



加藤を有名にした89年の巨人との日本シリーズ第三戦後のあのインタビュー。巨人はロッテより弱いのフレーズは、いまや加藤の代名詞にすらなっている。しかしこのフレーズは間違いなくマスメディアの捏造である。


アナ:日本シリーズ初登板。いざプレイボールかかって、マウンドではどういうふうな感じでしたか?


加藤:別に、何てことなかったですね、ええ。


アナ:あのお、途中の談話ではむしろあの、シーズン中よりも良かったんでは、気楽に投げられたんではなかろうかという談話が届きましたね。


加藤:ええ、もう、もちろんシーズン中のほうがよっぽどシンドかったですからね。相手も強いし、ええ。


アナ:そうですか(笑)。


どうだろう?ロッテなんていうフレーズなどまったく出てきていないのである。セ・リーグにはいないキャラの加藤に、全国紙に近い関東版の各紙は、ドッと飛びついた。っして刺激的なフレーズ、巨人はロッテより弱いが出来上がったのである、


その他、「西本幸雄〜悲劇の名将」「仰木彬〜生涯ダンディーな不良中年は永遠の名監督」「鈴木啓示〜魂の大投手。名選手は永遠に名監督になれず」「佐々木恭介首位打者にも輝いた近鉄V2戦士。名コーチも名監督とならず」「梨田昌孝近鉄最後の監督となった男前の名捕手」「山口哲治〜早熟の豪腕投手。今もネット裏に佇む「智弁の山口」」「仲根正広〜あまりにも人生を急ぎすぎたジャンボの悲劇」「太田幸司〜女性をプロ野球に引き込んだアイドル第一号」「島本講平〜野球を愛せずに伸び悩んだ「南海の美少年」」「野茂英雄アメリカンドリームもたんたんと達成、頑固でやさしいクールガイ」「淡口憲治〜猛牛打線に加わった巨人V9戦士は指導者としても超一流」「石井浩郎〜侍と呼ばれた男、学業でも優等生の野球エリートは実業家に転身」「佐野重樹〜芸能界をも賑わせた異色の中継ぎ投手」「金村義明パ・リーグ熱愛男が進む、プロ野球選手出身大タレントの道」


確かに、個性的な選手が多かったねえ。野球ファンは必読です。オススメです。(・ω<)