「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「人生つれづれニャるままに ネコと読む「徒然草」」(兼好法師)


誰もが一度は目にしながらも、多くの人が深く読み込むこともなく通り過ぎてきた徒然草。作者は、鎌倉時代末期から南北朝時代に生きた人生の達人、兼好法師。その人生の知恵袋を、より「つれづれに」生きる可愛くも気高いネコたちの写真とともに、たっぷり味わっていく一冊。そのエッセンスを紹介するニャン!(ΦωΦ)


・【人生に「深み」を持たせるには】


「自分が死んだらどうなるか」ということを常に忘れず、仏教についても、うとくない人、というのはいいですよねえ……。(第4段)


・【寝たい時は寝よう】


ある人が法然上人に「念仏を唱えている時に、眠くて眠くて修行を怠ってしまうことがあるのですが、どうすればよいでしょうか」と申し上げたところ、上人は「目が冴えてる時に唱えればよろしい」と答えられたのですが、たいそう尊い人の言うことはさすがですよね。

また上人は「極楽浄土に生まれ変わるのは、確かだと思えば確かだし、不確かだと思えば不確かなのです」とも言われた。これもまた尊い。そして、「極楽浄土に生まれ変わることができるかどうかと疑いながらでも、念仏を唱えていれば極楽浄土に生まれ変わることができるでしょう」とも言われた。これもまた尊いことですよね。第39段)


・【ギリギリまで動かない人って】


年をとってからいきなり「仏道修行」をしようとしてはいけません。そういう人は、思いがけず病気になって、もう助からないかもしれない……となった時に初めて、これまでの人生を悔いることになります。そういう人の間違いは、急いですべきことを後回しにして、後回ししてもいいことを急いできたことです。人はただ、いつも「死」が自分にも肉薄していることを心にしっかりと刻んで、それを一瞬も忘れてはなりません。そうすれば現世に執着することなく、仏道に励む心も真剣になるでしょう。(第49段)


・【雰囲気があるし、おごそかです】


神仏へのお参りも、あまり人がいない夜がいいですね。(第192段)


この時代は仏教が身近だったんだねえー!オススメです。(ΦωΦ)