「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

GOURMET〜老舗最後の一軒!「天ぷら いもや」(神保町)

 

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天ぷら定食 750円 なす 100円 わかさぎ 250円
天ぷら いもや 
東京都千代田区神田神保町1-32 03-3292-0575 
11:30~15:00 17:00~19:30 日祝休
 
世界一大好きな街、神田神保町。もうかれこれ40年。楽器街、古本屋街、スポーツ屋さん街、グルメ街とたのしいところだらけ!「ガイガイ」通い続けている(笑)。ここに住みたい!骨を埋めたい!(笑)
 
十代の頃から通っている「ピカ一」「さぶちゃん」「いもや」が相次いで閉店し、「伊峡」が新店舗に移転と、グルメ地図も大幅に変わってきてしまった。
 
その中で唯一残っている「いもや」があったんですよー!この店は知らなかったー!♪
 

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こののれん、この風格は健在!今日は雨の日。行列が出来ています!

 

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基本は、この二つの看板メニュー。値上げしたとはいえ安いよね。

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さあ、ここが従来の「いもや」と違っているのは、大盛り!お茶もナミナミ!

 

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天つゆも大根おろしもナミナミ。これはウレシイ!確か従来の店舗はこの5〜6割りくらいの量で途中でお替りもらっていたよな。

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そして通常の「天ぷら」!これですよ、これ、コレ!

 

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そしてご飯も大盛り。みそ汁も作りたて、ナミナミ!豆腐とワカメがいっぱい。煮干しダシが香って美味いのだ!これ単品なら150円〜200円でも出せるね。漬けものはもちろん、取り放題っ!

 

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全体像がコレ。750円なんて安い、安すぎるっ!懐かしい!この味、この雰囲気っ!まだ残っていたんだ!今後はここが神保町グルメのホームグラウンドになりそう!超オススメです。(・∀・)♪


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追記 

 

後日行った際には、なす 100円 わかさぎ 250円を追加してこれでも1100円。なんちゅう良心的な。

 

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追記  2022年12月 ご主人がいる限り、通いたい!♪ 

 

 

50円値上がって、天ぷら定食が800円!それでも安すぎるっ!!



残念ながらお新香は売り切れ。卓上の漬物もなくなっていたけど、それでも圧巻のボリュームの味噌汁は健在!

もう通い始めて40年。神保町界隈で最後の「いもや」。あと何回食べられるかな。オススメです。
 

 
この暖簾。ずっと守ってほしい。

 

追記  2024年1月 再訪 天ぷら定食 900円  お新香 100円
 

自分へのご褒美に、開店前に並びました!♪
 

 

900円に値上がったとしても、お新香100円はすえおき。このボリュームはオトク!

 

 
たっぷりの天つゆと大根おろしが、これまたウレシイ!


そして豆腐とわかめたっぷりの味噌汁。ご飯は大盛りは無料だし。スゴイわー!!!
 

 

この店は、ずーっと続いて欲しいなあ。値段、関係ないわー!

 

 

お正月ということでお年賀が「いもや」の爪楊枝。ウレシイ!

 




「眠る盃」(向田邦子)

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新装版 眠る盃 (講談社文庫)

新装版 眠る盃 (講談社文庫)

 

 直木賞作家で、あの寺内貫太郎一家の脚本家、そして遠東航空機機墜落事故で亡くなった向田邦子さん。以外にも著作を読んだのは初めてでした。いや〜こんなにオモシロイとは思わなかったっ!!!(笑)

 

「荒城の月」の「めぐる盃かげさして」の一節を「眠る盃」と覚えてしまった少女時代の回想に、戦前のサラリーマン家庭の暮らしをいきいきと甦らせる表題作をはじめ、なにげない日常から鮮やかな人生を切りとる珠玉の随筆集。知的なユーモアと鋭い感性、美意識を内に包んだ温かで魅力的な人柄が偲ばれるファン必読の書」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・私は、画家のモジリアニを、どういうわけかモリジアニと覚えてしまった。間違って発音してしまうのではとおびえてしまうので、人前ではなるべくこの画家の名前は言わないことにしている。妹は「札の辻」を「辻の札」と思い込んでいた。「泣くな小鳩よ」を「泣くなトマトよ」と歌っていた。
 
私は「荒城の月」の「春高楼の 花の宴」ここまではいいのだが、あとがいけない。「眠る盃 かげさして」と歌ってしまう。ただしくは「めぐる盃」なのだが、私にはどうしても「眠る盃」なのである。子どもの頃、父はなにかとお客を家に連れて帰った。宴会が終り、父は酔いつぶれて座ぶとんを枕に眠っている。ちかくにいつも酒の残っている盃があった。酒はゆったりと重くけだるく揺れる。私は酒も盃も眠っているように見えたのだろう。
 

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「なぜ猫を飼うのですか」とよく聞かれる。これはなぜ結婚しないのですか」という質問同様、正確に答えるのはむつかしい。実は、私自身、理由が判らないからである。「ただ何となく」そして、猫には何故か縁があったが、人間の男には、何故か縁が薄かったということなのだろう。
 
初めて手にした本は、初恋の人に似ています。初めて身をまかせた男性ともいえるでしょう。
 
うちの電話はベルを鳴らす前に肩で息をする。
 
「字のない葉書」「檜の軍艦」「能州の景」「ツルチック」「父の風船」「水羊羹」「重たさを愛す」「国語辞典」「パックの心理学」「負けいくさ(買ってくるぞと勇ましく)」「チョンタ」「中野のライオン」「新宿のライオン」など。
 
生きていたら91歳、ワタシの父より4歳年上とは!?まったく古さを感じさせないなあ。あの時代「ライオン」がいたんだね。(笑)超オススメです。(・∀・)

 

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新装版 眠る盃 (講談社文庫)

新装版 眠る盃 (講談社文庫)

 

 




 

「古井戸に落ちたロバ インディアンのティーチングストーリー」(再話 北山耕平)

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古井戸に落ちたロバ (インディアンのティーチングストーリー)

古井戸に落ちたロバ (インディアンのティーチングストーリー)

  • 作者:北山耕平
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2011/02/07
  • メディア: 大型本
 

 ユニークで個性的な本を出している「じゃこめてい出版」。「都道府県別オニ図鑑」「ちりつもばあちゃんシリーズ」もよかったよね。(・∀・)♪ そうそう、もうすぐ節分だから「オニ図鑑」は、読んでおいたほうがいいよ。プレゼントにも最適っ!

 

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さて、今回は絵本です。これが深いんだ!「インディアンの伝統儀式ビジョンクエストの祈りがこめられている」らしい。シャーマンのコメントが帯に!こんなあらすじです。

 

としよりロバがじいさまに連れられて荷物を運んでいたとき、

あっというまに、としよりロバが、使われていない古井戸に落ちてしまった

としよりロバが自分ではい上がることも、じいさまがひき上げることもできないほど、深い深い古井戸だった。

 

としよりロバの悲壮な鳴き声が響くなか、じいさまは考えても

ロバを助ける方法は見つからない


涙をのんで としよりロバごと古井戸を埋めてしまうことに決めた。

このままだと 子どもたちが落ちてしまうかもしれないので。

一族の者が、古井戸を埋めはじめた。

としよりロバはさらに悲壮な声で鳴きはじめた。

穴を埋めはじめてしばらくたったころ、としよりロバの鳴き声は、聞こえなくなった。

 

古井戸が半分ほど埋まり、じいさまは、穴の中をのぞきこむ決心をした。

古井戸の中を見て、じいさまは驚いた。

なんと、としよりロバは、生きていたのだ!!!

 

 

そして衝撃の!!!ラストの一行!!!これをどう解釈する!?

 

ブラックユーモアのような、希望と絶望を乗り越えた悟りのような、 諦めないことを教えるような……これを読んだ人同士で議論したいです。ぜひ読んでみてください!超オススメです。(・∀・)♪ 

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古井戸に落ちたロバ (インディアンのティーチングストーリー)

古井戸に落ちたロバ (インディアンのティーチングストーリー)

  • 作者:北山耕平
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2011/02/07
  • メディア: 大型本
 

 

「ちりつもばあちゃんシリーズ」もいいよお!多くの人に読んでほしいなあ!(・∀・)

 

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「芸人最強社会ニッポン」(太田省一)

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芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

 

どのチャンネルを見ても「お笑い芸人」を見ない日はないね。スゴいね!

 

政治、文学、司会者、ニュースコメンテーター……どこもかしこも芸人だらけ!?
お笑いという垣根を越え、「芸人」という肩書はもはや“万能化"した!「ソツのなさ」「人当たり」「空気読み」、そして「コミュ力」や「座持ちのよさ」が過度に求められる現在の日本社会。その深層を、戦後日本の「芸能史」を縦軸に、「笑いと日本人」を横軸に、縦横無尽に描きつくす」そのエッセンスを紹介しよう。

 

・現在の日本社会を本書では「芸人万能社会」と呼びたい。なぜ、ここまで芸人がもてはやされるようになったのか?その理由は、芸人が有能だからというだけではない。私たちが芸人にそうあることを求めたからでもあるのだ。そこには、戦後の復興がもたらした総中流階級意識とテレビの普及の2点が歴史的基盤としてあると私は考える。そしてそのなかで形成された「新たな世間」と個人の関係、また空気を読むことへの過剰な圧力など、戦後日本独自のコミュニケーションのあり方が大きく関わっている


・2015年お笑いコンビ・ピースの又吉直樹『花火』芥川賞を受賞した。「なぜ受賞を機に、又吉が本格的に作家への転身を図ろうとしないのか」2016年、オリエンタルラジオの新ネタ「PERFECT HUMAN」が「お笑い」の枠を飛び越えて「音楽」の分野で爪痕を残した。このようなジャンルを超えた芸人の活躍で、現在の芸人たちに直接影響を及ぼしたという意味では、ビートたけしの存在が大きい


・いまでは想像もつかないことだが、芸人全般が長らく差別の対象になっていた時代があった。かつて芸人は「河原者」「河原乞食」といった蔑称で呼ばれていた。現在有るような諸芸能を担ってきたのは、体制からはみ出し「賤民」とされた人々だったからだ。1966年ビートルズが来日した際に有名評論家が「乞食芸人に武道館を使わせてたまるか」という趣旨の発言を醸し出した。いまは隔世の感すらある。


・いつしか芸人は憧れの職業のように語られ、尊敬の対象にさえなり得るようになったのは70年代後半から80年代にかけてのこと。ビートたけし「オレは、芸能界で漫才師としてひどい差別をうけていた。ところが萩本欽一さんがでてきたあたりから、お笑いタレントのギャラは普通のタレントより下じゃ嫌だということをいいだした。お笑いというのは、歌とか芝居とかよりもっと難しいことなんだからといってどんどん(ギャラを)上げてきた」


・近年では役者、映画監督、歌手、コメンテーター、政治家にいたるまで、あらゆる分野に芸人が進出しているが、どの芸人も一人として芸人であることを辞めようとしないのだ。その理由は、すべてを「笑い話」にできるという彼らの職業がもつ特殊性によるところが大きい。成功すれば「芸人としてだけではなく◯◯分野の才能もある」と称賛されるのは、もちろん、たとて失敗してもそれがネタとして受け入れられるのだ。どんな失敗をしても社会的な評価に対するダメージをほとんど負わずに済むのだ。

 

・芸人が無敵化する理由はもうひとつ。それはメディアにおいて、芸人の本質たる「芸」が求められない空間が形成されているという点だ。漫才、コント、ギャグ、ものまね等のネタは一時的な生モノであって、ブレイクするきっかけにはなるが、瞬く間に消費されてしまう。その後も芸人がメディアで長く生き残り続けるためには、別の能力が問われる。それは訓練によって生み出される本義としての芸ではなく、周りの状況から自分の立ち位置を的確に把握し、相手が求めている言葉を瞬間的に発する能力、すなわち「コミュ力の高さ」である。現在の若手芸人は「フリートークができるかどうか」が、ブレイク後のひとつの試金石となっている。つまり芸人でありながら、本義での「芸」を評価される場(機会)が消滅した状態にあるのだ。これは裏を返せば、芸人として評価の下がりようがない状態、すなわち「無敵状態」にあると言っていい。

 

「なぜ芸人だけが、このように極めて自由度の高い社会的ポジションにいられるのか?」それは、誰に対してもあらゆる局面においてコミュニケーション能力の高さを過剰に求める社会的要請のほうに原因があると私は見ている。

 

特に、「芸人万能社会の誕生 1960年代〜90年代」「アイドル化する芸人「欽ちゃん」と「24時間テレビ」」「萩本欽一による「素人」の発見、その戦後史的意味」「芸人身分の飛躍的向上を果たした「お笑いビッグ3」」「「コミュ力」至上主義ニッポンと笑いのプロとしての芸人」など。

 

この分析は鋭いねえ……これで科学的に「お笑い芸人」 の道を目指す人も増えるんじゃないかな。超オススメです。(・∀・)

 

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芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

 

 

「ちりつもばあちゃんの むすんで ひらいて まごそだて」(たなかとも)

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ちりつもばあちゃんの むすんで ひらいて まごそだて (ちりつもばあちゃんシリーズ)

ちりつもばあちゃんの むすんで ひらいて まごそだて (ちりつもばあちゃんシリーズ)

  • 作者:たなか とも
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 このブログでも紹介している「ちりつもばあちゃんシリーズ」の第3弾。またまた深いんだよね〜。じわ〜っと映像が浮かんできてあったかい気持ちになります。

悩んで、迷って、泣いて、笑って。おばあちゃんが教えてくれた、子育て、孫育て、自分育て。心に、深く、やさしく届く、おばあちゃんの言葉。日々の暮らしの中で、向き合わざるを得ない家族のこと、子どものこと、日常のこと。心が折れそうなとき、おばあちゃんと過ごした日々をふと思い出し、おばあちゃんの言葉が、想いが、明日に向かって明日に向かって歩み続ける力になる」そのエッセンスを紹介しよう。

 
孫を預かるって、孫を育てるってことや。
親いるのん、親の代わりをすることやねんど
これは、ほんまに人生の一大事や。
親のできることを、わしらがしたら、あかん。
それでいて、親の代わり、つとめんならん。
それも、孫が大人になるまでの話や。
つまり、や。
わしらが死ぬまでの話やど。
四六時中、襟たださんならん。
己、律して、暮らさんならん。
肝にめいじて、覚悟もって、二人して挑めるか、どうかや。
これは、ほんまに新しい人生はじまるくらいの、一大事やど。
 
おばあちゃんは、食器に少しでも欠けを見つけると、躊躇することも、金継ぎすることもせず、淡々と処分しました。誰かが食器を割ったとしても「形あるものはこれれるが常」と意に介せず、むしろ「ほな、あた新しいのんがやってくる、っちゅうことやわなあ」とうれしそうに言うのでした。
 
「ともちゃん、用足して手ぇ洗ったあと、ついでの顔洗っとぉみ」「ついで」の声かけは毎日少しだけ、ほんの少しずつ増えていきました。布団から出たついでの窓を開ける。トイレに行ったついでに歯を磨く。顔を洗うとき、ついでにつま先立ち。顔を拭いたら、ついでに口を大きく「あいうえお」ついでに洗面ボールを軽く洗い、鏡も一拭き。用を足したら、便座も一拭き。ついでにすること見つけるごっこ、ただのお遊びや。そやけどな、この遊び、続けたら続けるほど、ええことが起こるんやな〜。これが、何が起こるかは、お楽しみ、お楽しみ。続けた人にだけ、わかるんやな〜。まあだまされたと思ぉて、いっぺんあっとぉみ」「ついでは自分のためにあるねん。忘れてもええけど、覚えときな」
 
「えっ、お母さんって、洗濯すん、きらいやったん?え?ご飯つくるのも好きじゃなかったん?いっやー・びっくり。そやけど、いっつも楽しそうにしてるやん」そして実はおばあちゃんも家仕事がきらいだった。「お針仕事、きらいやで。きらいやさかい、これ以上きらいにならないよう、やってるだけやがな。掃除も洗濯もお針もご飯つくるんもな、家仕事っちゅうもんは、じゃまくさい(面倒な)もんや。ともちゃん、じゃまくさいの連続が、生きてるかぎり、ついてまわるんやで。遊びや思わな、やってられるかいな
 
・「買うんをやりくりするんやない。使うんをやりくりするんや。それがほんまのやりくりや。あんた、安売りに踊らされてどないするん。必要なだけ大事に使ぉてたら、買いに行く手間もいらんし、お金も減らん。その分、子どもにゆったり向こうてやれるやろ?とも母さん、頼んまっせ〜。あんた、お母ちゃんやで」
 
・あまりにもあたりまえすぎて、わたしは、何もわかっていなかったことがあります。わたしの誕生日は、父と母がはじめて「親」になった日でもあり、同時に、おじいちゃんおばあちゃんがはじめて「祖父母」になった日でもあったのです。そして親になるということは、自分の命に代えても守りたい存在ができたということなのです。
 

ウチの父も「カタチあるものは必ず壊れる」ってよくいってたなあ。モノを壊しても起こられなかったなあ…。またまた超オススメです。(・∀・)

 

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ちりつもばあちゃんの むすんで ひらいて まごそだて (ちりつもばあちゃんシリーズ)

ちりつもばあちゃんの むすんで ひらいて まごそだて (ちりつもばあちゃんシリーズ)

  • 作者:たなか とも
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

「超一流の雑談力 超・実践編」(安田正)

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超一流の雑談力「超・実践編」

超一流の雑談力「超・実践編」

  • 作者:安田 正
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以前、ワタシが開催したセミナーで「お客様との距離を縮める雑談力」 「とっておき雑談力」「お客様との会話が楽しくなる雑談力」というタイトルがあるんだけど、「雑談」って大事だよね〜!そのワリには苦手なヒトが多いからセミナーやったんだけどね。(笑)

 

さてこの本。「ベストセラー「超一流の雑談力」の続編。雑談にも、一流、二流、三流という違いがあり、「ただ意味のない話をすることではない」、その違いを具体的に紹介したのが前作でした。そして今作は、「超・実践編」と題して、内容を一新」そのエッセンスを紹介しよう。

 
雑談とは本来、ダラダラと意味のない話をすることではなく、明確な目的を持って行うもの。仕事でもプライベートでも「仲良くなりたい」「聞いてほしいお願いがある」…といった意図を雑談に持たせることで、必ず結果がついてくる。
 
話が「かみ合う」「かみ合わない」の根本の問題は「会話のリズム」です「一文を短く」「テンポよく」が重要です。雑談を仕掛けている側が相手のペースに合わせることです。
 
・伝えないことをより魅力的に魅せる技術「ちょいモリ」
 
「昨日行ったカフェに美人店員がいた」→「昨日行ったカフェに、思わず二度見するくらいの美人店員がいた」
 
「今日は暑いですね」→「ハンドタオルでは追いつかないくらいの汗をかくのでバスタオルが必要ですね。(笑)」
 
 
・会話を明るい雰囲気にしたい!雑談の空気を明るくするパピプペポ」のオノマトペ
「パ」は破裂音で、印象を強く残すことができる言葉
 
「パ」=「パーッと」「パリパリ」など
「ピ」=「ピンと」「ピッタリ」など
「プ」=「プリプリ」「プルプル」など
「ペ」=「ペラペラ」「ペロッと」など
「ポ」=「ポロッと」「ポロポロ」など
 
あいづちの「さしすせそ」に一言足して心を打つ
 
「さ」=さすがですね
「し」=知らなかったです
「す」=素敵ですね、すごいですね
「せ」=センスがいいですね
「そ」=そうなんですね
 
「さしすせそ」+一言(どこに感動したのかを強調)
 
エピソードを引き出す質問「何か特別なことをされているんですか?」「どうしてそんなに◯◯なんですか?」
 
・たとえ話で相手の共感をつかんで話さない(身近なもの、メジャーなもの、タイムリーなもの、食べ物や料理、健康、会社の同僚や共通の知人・有名人)
 
・相手の言っていることがとんちんかんだ!考え直してほしいときのフレーズふと思いついてしまったのですが……」
 
雑談を高めるトレーニン
 
「エレベーターに乗り合わせた人に「何階ですか?」と聞く」「お会計のときに店員さんと一言話す」「混んだ居酒屋さんで店員さんをスマートに呼ぶ」「知人のいない飲み会やパーティに参加する」「社内の苦手な人・嫌いな人と雑談をする」「インプットしたことを人に話す・社内スピーチを行う」「謎かけを練習する」「結婚式などのフォーマルな会で挨拶やスピーチを行う」
 
その他、「ちょっとした自虐をオチにする。そしてその体験から学んだことをオチにする場合」「相手が好きなキーワードを「先回り」して使う」「え〜本当ですか!の五段活用」など。

 

さっそく明日から使えるね。オススメです!(・∀・)♪

 

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超一流の雑談力「超・実践編」

超一流の雑談力「超・実践編」

  • 作者:安田 正
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

「燃えよ左腕 江夏豊という人生」(江夏豊)

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燃えよ左腕 江夏豊という人生

燃えよ左腕 江夏豊という人生

 

いまでも決して破られない記録。その一つが江夏豊オールスターゲームでの9連続奪三振。そしてシーズン401奪三振だろう。ふたケタ三振を40試合っ!!!そりゃ無理だわー!(笑)

 
「人一倍遊び、人一倍野球に取り組み、常に逃げずに真っ向真剣勝負。プロ野球黄金時代、"最強の敵役"としてライバル球団ファンをも魅了した伝説の左腕の苛烈な生き様。野球のロマンを追い求め、独得の美学をつらぬき通す男の履歴書」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・お袋の喜美から、父親はおまえが小さいころに死んだ、と教えられて育った。複雑な家庭だった自分には14歳上の房雄、7つ上の雄二という二人の兄がいるが、三人とも父親が違っていた。おやじとお袋の間に生まれたのは自分だけ。当時のおやじは「おじさん」の立ち場になっていたのだろう。父親代わりになったのは房雄兄だ。野球を教わったのも、元々右利きだった自分を左利きに変えたのも、兄だった。兄がいなければのちに優勝請負人と呼ばれるようになる江夏豊という左腕はいなかったかもしれない。
 
始めてグラブを買ってもらったのは小学校5年くらいのときだったそのときのグラブが左用だった。当時のプロ野球のスターである青バット大下弘さん、赤バット川上哲治さんが左利きだったからだろうか。房雄は本来右利きである自分を、強制的に左利きに変えた。これが運命の分かれ道になったのだ。
 

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「指導者として現場に戻って、江夏さんのような個性派を育ててください」と多くの方々に言われる。けれど、それは無理な相談だ選手個人が主体だった我々の現役時代と違い、今は管理野球組織野球が主体だ。選手はチームの司令通りやっていればよく、個性は必要とされない時代だ
 
タイトルホルダーともなると、一流は一流なのだが、超一流がいない。三年間数字を残して一流、五年間数字を残したら超一流、というのが自分の定義だが、今は一、二年で「お休み」になってしまう選手が少なくない。なぜそうなるのかというと、個性がないからだ。投げるにしても打つにしても、自分で作り上げたフォームじゃないから、そうなるのだ。個性は技術への徹底的なこだわりから生まれる自分なりの考えも持って、それを頑固に貫き通すところに個性が出てくる。
 
我々のころになかった言葉が「違和感」だ。「肩の違和感で登録抹消」とかいうのだが、その言葉自体に、我々の世代は違和感を覚えるばかりだ投手に必要な筋肉は球数を放ってこそ身につく。打者の筋肉もスイングを重ねることでしか作れないものがある。筋トレ」だけで150キロの球を投げられるようにはならないのだ。
 
ラストの「おわりにー自分の野球人生はサチとともにあった」での衣笠祥雄との友情のエピソードは感動するね。野球ファン、オススメです。(・∀・)!

 

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燃えよ左腕 江夏豊という人生

燃えよ左腕 江夏豊という人生