「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「都道府県別にっぽんオニ図鑑」(山崎敬子)

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都道府県別 にっぽんオニ図鑑

都道府県別 にっぽんオニ図鑑

  • 作者:山崎敬子
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 単行本
 

小野塚テル、あらため「オニ塚テル」でございます!(笑) オニツカタイガーというブランドもあるよね。ワタシは「オノヅカニャンコ」だけど。(笑)

 

さて、この本。世にも珍しいオニの図鑑!「お祭りに出てくるオニ、伝説・伝承のオニ、あれもオニ!!これもオニ!?メジャーなオニから、ユニークなオニまで、 都道府県別に勢ぞろいしたいままでなかったオニの図鑑。日本人にとって身近なオニを知ることで、日本の歴史・祭事も学べる一冊」そのエッセンスを紹介しよう。

 
「鬼」とは和名「おに」隠れて姿を見せないモノであると、日本最初の辞典「和名類聚抄」平安時代)にあるとおり、鬼は本来角がある訳でこわいでもない、もっと広いイメージのものなのです。節分のオニも、春くるオニも、オニのようなナニカも、日本全国にはいろいろなオニがいます。今回、そんなオニ(のような存在も含む)の一部を紹介してみたいです。
 

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・青森。オオヒト伝説とは岩木山に住むオニ(オオヒト)が、村人のために用水路を作ったという伝説です。鬼沢(地名)、鬼神社、鬼の土俵など、この周辺にはオニに関わるモノが残っています。ここでのオニは神・良い・やさしい存在です。ですから、鬼神社のオニという文字は、実は点がつきません角がない、良いオニということですね。鬼沢のみなさんは節分の日に豆をまかないそうですヨ。
 
折口信夫先生によると「オは大きい意。二は神事に関係するものを示す語。オニは神ではなく、神を擁護するもの巨大な精霊、山からくる不思議な巨人をいい、オホビト(大人)」のこと」オニは神になった人間という意味もある、ともいえます。
 
群馬県藤岡市鬼石で、2月に開催されるイベント「鬼恋節分祭」。節分で全国で追い出されたオニを迎え入れようと「オニは内、福も内」といって豆まきします。
 
 
一般社団法人鬼ごっこ協会による「スポーツ鬼ごっこも開催されている立川市の「錦第二公園」別名「オニ公園」のすべり台は立川の鬼門(北東の方向)にあたることから置かれた。
 
 
箱根神社の湖上のオニ」「オニを拝むおばあさん」「鬼瓦と鍾馗(しょうき)」「徳島の夜行さん」「西日本の牛鬼」など。
 
「泣いた赤鬼」の青鬼は、その後、四国にいたとは!知らなかった!鬼ファン(?)にオススメです!(・∀・)♪

 

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都道府県別 にっぽんオニ図鑑

都道府県別 にっぽんオニ図鑑

  • 作者:山崎敬子
  • 出版社/メーカー: じゃこめてい出版
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 単行本