一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「箸はすごい」(エドワード・ワン)

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箸はすごい

箸はすごい

 

マイ箸を使うようになって25年以上。当時は非常に珍しかったようで「マイ箸ですかー!?」とビックリされたものだ。愛用の五角形箸は13年使ってボロボロになり、先日、新しい箸を買いましたー!これが快適、快適っ!10年以上お世話になります。マイ箸が欲しい方、こちらがおすすめですよー!

 

プラム工芸

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さてこの本。箸ってすごいわー!とあらためて認識しました。「箸族、フォーク族、手食族が繰り広げる、世界を三分する覇権争い。東洋と西洋を行き来しながら紡がれた、箸と人類7000年の物語」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・日本の箸研究者でもある一色八郎は、世界の食事方法を3つに分けた
 
1 箸文化圏 
2 中東、南アジア、東南アジアの一部に多い「手食派」
3 ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアなどの「フォーク・ナイフ派」だ。
 
・公子バーバー「和食は洋食と比べればおおむねヘルシーだが、それは食べものの内容もさることながら、食べ方にも関わってくるという。「箸で食事するとペースが落ちるので、結果的に食べる量が減る」とのことだ。メリットは、それだけではない、箸のおかげでゆっくり食べるようになり、食事時間が20分も余計にかかるため「食べものについて、またそれがもたらす喜びも噛みしめることになる」。いわば、箸を使うことによって、食べものに感謝し、グルメになるという。
 
・手の使い方と脳とは密接な関係があるため、箸は(他の食事道具と比べて)手の動きを器用にするだけではなく、とくに子どもたちの脳の働きも活発にする
 
・世界で毎日、15億人あまりの人々が食事道具として箸を使っている。しかし、その箸の歴史を古代から現在までたどった英文の書物は、これまで一冊もなかった。この本では以下の3点を解き明かそうと思う。
 
1 箸はどのようにして、なぜ使われるようになったのか。しかも食習慣として、なぜ数席にもわたって、アジアを中心に定着し、さらに広がっているのか。
 
2 箸という食事道具が、料理にどのような影響を与えてきたのか。あるいは逆に、料理が箸をに適合するように変化してきたのか。特定地域の食物の変化が、食事道具の選択と変遷がどのような影響を与えたのか。
 
3 箸の文化的な意味を検証し、それが箸文化圏の各国にどのような影響を与えてきたのか
 
つまり歴史的に見て、あるいは考古学的な観点から、箸の利用にはどのような利点があり、あるいは不利な点があったのか、に重点を置く。箸が社会的にどのような意味合いを持ち、文学的なシンボルとして引用され、文明的な工芸品、宗教的な側面も担って、多面的な機能を果たしてきたかを、文学作品、伝承、宗教的な資料を通じて見ていく。
 
箸はいつごろ考案され、古代中国ではどのように使われていたのだろうか。考古学者たちによると、中国の新石器時代の遺跡からは動物の骨を資料した箸の原型が出土している。つまり、少なくとも紀元前5000年には箸が使われていたことになる。ただし当時の箸が食べものを口に運ぶだけの道具だったのかどうかは分からない。むしろ調理道具ないしは食事道具との兼用だったとも考えられる。アジアの家庭では、いまでも箸は調理・食事の兼用でよく使われている。箸はこのように多目的で、便利な道具だ。
 
その素地にあるのは、食べる前に煮炊きされ、熱いものを食べるという前提だ。古代中国の商時代(紀元前1600〜1046)は青銅器時代で、青銅器の大釜や三本足の鼎が広く使われていた。このような容器で煮えたぎった食べものを、手づかみすることはできない。この種の料理には汁気が付きものだから、手食は不可能だ。熱いうちに食べたがる。したがって手以外の食事道具がぜひとも必要だった
 
古代中国では、穀類の飯を口に運ぶのに、匙をつかった(のちの時代には、匙は汁用になった)。箸は最初のうち、穀類以外の菜を食べるための道具だった。この二つをセットにして「匕箸」と呼んだ。匙のほうが語順として先に出てくることからも、飯が菜に先立って食べられるものであることを示している。朝鮮半島ではいまでも残っている。マナーとして推奨されているのは、穀類は匙で食べ、おかずを箸でつまむ。
 
・食べものを切り分ける場合、われわれはナイフで切ってフォークで刺すが、箸は二本で料理を分離し、つまみ上げる。食品を、手荒くいたぶったりしない。野菜はやさしくほぐし、魚やウナギの場合も静かに皮や骨を分離する。このようにして、ナイフと違った手食に近い感覚で、食材のごく自然な分解方法を再発見する。まるで両手を使うかのように、つまんで口に運ぶ。挟むのではなく、ごはんの下に滑り込ませて持ち上げて食べる。年季の入ったその手さばきは、アジア全域に共通している。
 
日本語の箸の発音は「橋」に通じる。日本では人生のさまざまな局面で、箸が文字通り人間同士の橋渡し、ないしは人と神、生者と死者、現世と死後世界の仲介役を果たす。

 

もっと「マイ箸族」増えないかなー!楽しいよー!オススメです。(・∀・)

 

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