一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「実を申すと」(吉村昭)

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実を申すと (ちくま文庫)

実を申すと (ちくま文庫)

 

一時期ハマった、吉村昭氏の本。このブログでも「破獄」「破船」「高熱隧道」「雪の花」「冬の鷹」「闇を裂く道」などの小説を紹介した。タイトルを見るだけでも、感動が蘇るっ!いいなあ!ということで2年ぶりに読みました。

 

飲み屋に女房をつれて行ったら、おかみに愛人とまちがわれ大弱り…。釣竿を忘れて釣りに出かけそうになり…。人と人との出会いのふしぎ、旅の喜び、酒にまつわる哀楽など、こまかな日常の出来事のうちに、この世のからくり、人情の機微をたくみにとらえ、さわやかな味の、ちょっといい話をつづったエッセー集」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
 
「マッチの話」
 
「見そこなったわ」女主人が、吐き捨てるように言った。
「なにがさ」愛人なんか連れて歩くような人だとは思わなかったって言うのよ」
「愛人なんかじゃないよ、まちがいなくおれの女房だ」私は、笑いながら言った。
「白ばっくれないでよ。こういう店をやっている私ですからね、人を見る眼をありますよ」女主人が、顔をゆがめた。
なるほどそうか、と思った。ダンスホールからの帰りである妻は、派手な服装をしイヤリングもしていて、古風な女主人からみると家庭の主婦には思えぬのだ。
「女房なんだがなあ」
私は、そんなぼやきを口にしながら酒を飲み、追い出されるように店を出た。
 
その他、「英語で話す」「夫婦同業のこと」「講演会」「結婚披露宴」「気が早い(墓所のはなし)」「旅に出る」「北陸の女」「嫁にやる・もらう」「ハゼ釣り」「蝗(いなご)の大群」「食料品売場」「大学寄席」「店じまい」「自然薯」「からまれる」など。

 

やっぱりいいわ!今年は全作品読破を狙おう!オススメです!(・∀・)♪

 

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実を申すと (ちくま文庫)

実を申すと (ちくま文庫)