なんで夜中に食べるモノって、飲む酒って美味しいんだろうね!?(笑)だいたい、カラダに悪いもの、ジャンクなものって美味いもんね。(笑)
さて、この本。映像にもなったんだって!?知らなかった!「あの「深夜食堂」のメニューを完全復元!さらには未だ誰も注文していないメニューまでもが!読んで食べたくなった時、力強い味方になるレシピ集ができました!」そのエッセンスを紹介しよう。
第1夜 赤いウインナー
深夜食堂のマスターはそう言った。 たしかに赤ウインナーは弁当のスターだ。それはひとえに、 色と形状による。食べ物としてあるまじきほどの赤。 食べ物としてあるまじきほどのタコ。あきらかに逸脱している。 日常の食べものではない。異常な食べものである。 赤いウインナーの赤はうそっぽが混じる。 5センチ身長を伸ばしてくれるシークレットブーツのような、 田舎の祭りの夜店で売られている「東京で大人気」 という煽り文句のような、どこか切ない無理っぷりが見える。 言ってしまえば、うそ、なのだ。
第2夜 猫まんま
かつぶしは偉大である。 日本の食事のいろんな旨みを引き受けている。 それでいて表に出ない。出てくるときは、菠薐草のおひたしや、 冷奴の上にのっかって、ふわふわ、 風にさそわれるように揺れている。 何か軽口を叩いているようでもある。さりげなく、屈託がない。 しかしてその実態は、 日本料理のあらゆる素材にエキスとなって滑り込み、 またたく間に旨みを引き出ししみ込ませ、 しみじみと日本の味を感じさせ、それでいて姿をあらわさず、 静かに木のように黙って乾いている、そういう存在である。 どこか崇高ささえ漂う。だからかつぶしは偉大なのだ。 その偉大なかつぶしをごはんにかけて食べる。猫まんまとなる。 ひとときの幸福を与えてくれる。 しみきみと味わう日本の夜である。
その他、「第3夜 しょうゆとソース」「第4夜 牛すじ大根玉子入り」「第5夜 焼き海苔」「第6夜 たらこ」「第7夜 カツ丼」「第8夜 ナポリタン」「第9夜 ポテトサラダ」「第10夜 インスタントラーメン」「第11夜 タマゴサンド」「第12夜 お茶漬け」「第13夜 肉じゃが」「第14夜 ソース焼きそば」「第15夜 プリン」「第16夜 バターライス」「第17夜 たけのこ」「第18夜 魚肉ソーセージ」「第19夜 うなぎのタレ」「第20夜 コロッケ」「箸休め ごはん」など。
ああ〜〜!今、0:16。深夜。お腹が空いた……赤ウインナー食べたいっ!オススメです。(・∀・)