「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「疾風ロンド」(東野圭吾)

全作品を読破しているベストセラー作家の東野圭吾。最新刊が出ましたよー!(・ω<)

昨年の「白銀ジャック」に続いて、いきなり文庫書き下ろしだよー!


「拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれ雪山に埋められた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。しかし、その犯人は交通事故死してしまった!圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!」

この本は、東野圭吾スキー場やスノーボードへの愛情が溢れているねえ。そして恋愛、格差社会への復讐なども含まれている。印象的なフレーズはこれだ!


・私たちみたいな人間はね、一攫千金を狙うなら、どこかで一発勝負を仕掛けるしかない。その時が来るまで、じっと地味に待つの。のろまで鈍くて警戒する必要のない人間ー周りのものにはそんなふうに思わせて、息をひそめているの。そうすれば、きっとチャンスはやってくる。大事なのは、その時に決して躊躇ったり、情に流されたりしないこと。目的を果たすためには手段を選んじゃいけない。


まるでスノーボードに乗っているかのように一気に読ませるスピード感と臨場感、緊張感はさすが!オススメです。(・ω<)