全作品を読破しているベストセラー作家の東野圭吾。最新刊が出ましたよー!(・ω<)
昨年の「白銀ジャック」に続いて、いきなり文庫書き下ろしだよー!
「拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれ雪山に埋められた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。しかし、その犯人は交通事故死してしまった!圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!」
この本は、東野圭吾のスキー場やスノーボードへの愛情が溢れているねえ。そして恋愛、格差社会への復讐なども含まれている。印象的なフレーズはこれだ!
・私たちみたいな人間はね、一攫千金を狙うなら、どこかで一発勝負を仕掛けるしかない。その時が来るまで、じっと地味に待つの。のろまで鈍くて警戒する必要のない人間ー周りのものにはそんなふうに思わせて、息をひそめているの。そうすれば、きっとチャンスはやってくる。大事なのは、その時に決して躊躇ったり、情に流されたりしないこと。目的を果たすためには手段を選んじゃいけない。
まるでスノーボードに乗っているかのように一気に読ませるスピード感と臨場感、緊張感はさすが!オススメです。(・ω<)