「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜東野圭吾最新作はスゴイぞ!…『マスカレード・ホテル』

大好きな作家、東野圭吾。(^O^) 氏の全作品を読破している。幅広い作風でみな面白いよね。寝るのが惜しいくらい。

氏の作家生活25周年記念特別刊行の第一弾と第二弾がコレ。


BOOK〜東野圭吾作家生活25年記念!…『真夏の方程式
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110612

BOOK〜最高傑作か!?…『麒麟の翼』(東野圭吾
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110312


そしていよいよ第三弾の舞台はホテルだ。その名も「マスカレードホテル」

不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテルコルテシア東京。容疑者もターゲットも不明のなか、事件解決のため、一人の男が選ばれた。その名前は「新田浩介」。ホテルマンになりすまして殺人事件を阻止するというのだ。その教育係はフロントの山岸尚美。お客様を信用するホテルマンと人を疑う刑事という相反する二人。プロフェッショナルである二人は衝突する。しかし共通点は、お客様の命を守ること。



・こんな事件は過去に一度もなかった。連続殺人事件であることは明白だが、それぞれの被害者には何の繋がりもなく、犯行の手口にも共通点はない。それにも拘らず連続殺人と断定できるのは、犯人が現場に共通のメッセージを残しているからだ。

45.761871  45.648055 45.678738
143.803944 149.850829 157.788585

これらが何を意味するのか。誰にもわからなかった。事件と関係があるのかどうかも不明だった。


・「お客さまは神様ばかりではありません。悪魔も混じっています。それを見極めるのも私たちの仕事なんです」


・「私たちはお客様の幸福を祈っています。でも自分たちが無力であることもわかっています。だからこそ、御出発のお客様には、こう声をおかけするのです。お気をつけて行ってらっしゃいませ、と」


・「ホテルマンはお客様の素顔を想像しつつも、その仮面を尊重しなければなりません。決して剥がそうと思ってはなりません。ある意味お客様は、仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ておられるのですから


東野圭吾いわく、「想像力の限りを尽くしたという実感があります。それだけに手応えも充分です。今後同じことをやろうとしても、これ以上にうまくやれる自信はありません」


氏はどういうアタマしているのかね!?確かに想像力の極みだ。二転三転。最後までハラハラドキドキの展開。ラストの数ページは「なるほど!」とナットク!新田浩介はニューヒーローになるかもね。おススメ!