「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「鉄道ひとつばなし2」(原武史)

最近、私は潜在的な鉄道ファン」なのではないか!?と自覚している。鉄道モノの本や記事を見ると手に取らずにいられない…。

さて、この本。ゆる〜く読める気軽な鉄道エッセイ。これであなたも鉄道通!そのエッセンスを紹介しよう。


・いまでも、JRの「電車」が走っていないのは、JRのない沖縄県を除けば、全国でも徳島県高知県だけである。このうち高知県には土佐電気鉄道という路面電車があるが、徳島県には電車が全く走っていない。走っているのは、すべてディーゼル機関車気動車だ。


・2005年、JR山手線は環状運転を初めてちょうど80周年を迎えた世界で最も地上鉄道の環状線が出来たのはパリで、1862年のことであった。1877年にはベルリン。ところが、山手線は、はじめから環状線としてつくられたわけではなかった。


・確たる都市計画もなく、環状線として開通する見通しもなかった山手線は、いったん環状運転を始めるや、あたかも東京の内側と外側を隔てる万里の長城のような絶対的な存在感を確立する。


「鉄道ひとつばなし」の連載をやめた方がいいと言われた年配の先生に対して、「いや、あれは私にとっての精神安定剤ですから」と答えた。どこかに行こうと列車に乗り、身をゆだねるという行為、あるいはそれを追憶するとう行為には、おそらく人間の精神を落ち着かせる何かがあるのだ。


その他、読売ランド前という駅名」「天皇と東京」「電車通勤・郊外編」「日本の鉄道シンポジウム」「駅の記憶」「鉄道の明日を思う」など。読ませるよー!オススメだよー!(・ω<)