「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「怪しい日本語研究室」(イアン・アーシー)

最近テレビを見ていて、オモシロイなあ…と思うのが、外国人の皆さんが日本の国、食べ物、文化、風習をどう思っているか?
というようなもの。改めて「へえ〜!」と当たり前だと思うのが


さて、由緒正しいヘンな外人のイアン・アーシーさんが、愛を込めて蒐集分析した、ヘンな日本語の大コレクション。そのエッセンスを紹介しよう。



・日本に来て間もないころ、習字にちょっと手を染めてみた。ある日先生に課題を提出したら、こんな指導をいただいた。


「線をもうちょっと細く書かれたほうがいいんじゃないですか」


このことばに随分戸惑った。断定しないで、疑問文の形で助言してくるのだ。線をもっと細く書いたほうがいいということなら、ずばり言ってもらいたい。


・ある友達に、「◯☓って、日本語として正しいですか」と聞いたら、「正しいじゃないんですか」と言うのだ。

「いや、だから、正しいですか?それとも正しくないですか?」

「正しいんじゃないですか」いくら追求しても、明確な答えは得られない。



バンジージャンプしに行かない?」

「僕はいいけど」

「だから行くの?行かないの?」

こういった、単純なロジックにかけては説明しきれない言い回しがいくらでもある。



・豊富な野球用語の中でも「新外国人」はおもしろい表現。なにしろ新しく外国人になるわけじゃない。「日本人をやめて、今日から新外国人として再出発します」なんて聞いたことはない。そのように日本国籍を離脱した人は入国管理局の方で、「元日本人」と呼ぶらしい。



・小学生以上の日本人なら朝飯前だが…。次の、ちょっと無理な例文で考えてみよう。


「生まれは下町、生い立ちもそう、生命ある限り生粋の江戸っ子。芝生の生垣づくりが一生の生業。草が生えるから生やさしいもんじゃない」


同じ文字に読みがなんと十もある。複数読みに意義をとなえたヨーロッパ人が見たら、さすがにショックで卒倒するだろう。一方、当の日本人たちは平気で読めている。


ホント、日本語ってムズカシイ。オモシロイ。おすすめです。(・∀・)