「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「幸せの種」(飯田史彦)

もう10年以上前に夢中で読んだ、飯田史彦氏の「生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える」。現役の国立大学の教授が「生まれ変わり」についてマジメな論文を発表し、まだ書籍が発表される前から、論文を読み、講演テープは何度繰り返し反復したかわからないくらい夢中になったものだ。(・∀・)


さて、久しぶりに飯田先生の本を読みました。知らなかったが、2009年3月末で教授職を辞し、京都の真ん中(三条御幸町)で、無料のカウンセリング施設「光の学校」を開いているのだとか。飯田先生の珠玉の言葉を実践するための本。そのエッセンスを紹介しよう。


・私のもとには、全国からたくさんの人たちが、さまざまなお悩みのご相談においでになります。ここで、老若男女にわたる方々の、あらゆる種類のお悩みをうかがっているうちに、私が気付いたこと…それは、

結局のところ、自分を救えるのは自分自身しかいないのであり、カウンセラーである私にできるのは、皆さまの心に、幸せの種を蒔いてさしあげることだけなのだ」ということです。しかし、それぞれの人が、異なる「心の土壌」を持っている種、100人いれば、100通りの方法で、その人にとって最適な種を蒔くことが求められます。蒔いた種は、各自で光をあて、水をやり、根を張らせ、大きく育て、美しい花を咲かせていただかなければなりません。そこで本書が生まれました。


・人生を生き抜くために、最も身につけるべき技術は、「試練を避ける技術」ではなく、「試練を楽しむ技術」である。


・「やりたい仕事」ができるようになれば、幸せになれる。しかし、「やりたくない仕事」でさえも喜んでやることができるようになれば、真に幸せになれる。


生きることを最も楽しんでいない生物、それが人間である。


・真に「運のいい人」とは、「努力しないで楽に生きている人」ではなく、「努力がきちんと結果に反映される人」のことをいう。


全員を満足させようとすると、かえって全員が不満を抱く。したがって、「本当に満足させたい相手」を選び出し。その人を充分に満足させることに専念すれば良い。ほかの人々からの苦情や批判は、当然出てくるはずの自然なものであるから。あの手この手で謝りながら受け流していこう。


・人間関係とは、「自分」と「他の誰か」との関係ではなく、「自分」と「ある人に対する自分の感情」との関係である。


・「人生には価値がある」と思う人は、当然ながら、この人生を思い切り生きてみるべきである。しかし、「人生には価値がない」と思う人こそ、なおさら、本当に価値がないのかを確かめるために、この人生を思い切り生きてみるべきである。


・身の回りにチャンスが無いのではない。身の回りにいくらでもあるチャンスを発見して活かそうとする意思が無いか、発見して活かせるだけの能力が無いだけのことである。


・「のんびりすること」は心の病を治すが、「暇なこと」は心の病をもたらす。ゆえに、「のんびりすること」と「暇なこと」の差は、「心がその状態を求めているかどうか」である。


・人生には、「失敗」や「挫折」や「不運」は、ひとつも存在しない。自分を「試」して「練」り上げるための「試練」が、山ほど存在するだけである。


真に愛し合い、深く結ばれている相手であるならば、いつも一緒にいる必要はない。


・ある人について余計な興味など持たないようにしておけば、その人について余計なことまで考えて悩まないで済む。


…深いなあ…。これは実践するための本なので、時折ページを開いてセルフコミュニケーションを取るといいね。オススメです。



「生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える」