「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『はなちゃんのみそ汁』(安武信吾・千恵・はな)

はなちゃんのみそ汁

はなちゃんのみそ汁

もし自分が死んだら子どもや最愛の人に何を遺すだろうか?がんで逝った33歳の母が、5歳の娘に遺したもの――それは毎朝のみそ汁のレシピ!



・きっかけは、私の病気でした。
私がいなくなっても、料理ができる旦那なら、安心です。
なぜなら、ご飯を作ることは、生きることと直結しているからです。
ムスメにも、包丁を持たせ、家事を教えます。
勉強は、二の次でいい。
健康で、生きる力が身についていれば、将来どこに行っても、何をしても生きていける。


・母親はがんだけど、彼女はこれから人一倍生き抜く力を身につけていくだろう。

今死ぬ気はないから、まだ死ぬ準備はしない。
だけど、時間が許す限り、彼女が運命を切り開く手伝いはできる限りやってあげたいと思う。
子どもは、天からの授かりものだ。
いずれ、私の手を離れて、旅に出る。

まだ早いけど。4歳になった今年は、料理を少しずつ教えていこうと思う
プレゼントは、エプロン。
それから、愛をこめて、ハートのリリオペで囲んだ花のアレンジ。


故・安武千恵さんが乳がんの手術を受けたのは、結婚直前のまだ25歳でした。抗がん剤の副作用で諦めていたのに、奇跡的にも妊娠。出産で再発リスクが高まるため、「命がけで産んだ」のが一人娘のはなちゃんです。
ある日、はなちゃんがおっぱいを飲まなくなり、肺がんの再発がわかりました。千恵さんと信吾さんは治療とともに、「食べることは生きること」と食生活の改善にとりくみ「玄米ごはんとみそ汁」の和食生活に。そして、肺がんはいったん消失したのです。
ところが、全身転移が発覚。千恵さんは、はなちゃん5歳の誕生日に約束をします。「毎朝、自分でみそ汁をつくること」。遺していく娘が、一人でも生きていけるように――。


この手の本にはめっぽう弱い…。娘への愛情がたっぷり!"(/へ\*)")) おすすめです。



ブログ『早寝早起き玄米生活〜がんとムスメと、時々、旦那〜』
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