一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「寂聴 九十七歳の遺言」(瀬戸内寂聴)

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昔は瀬戸内晴美さん。瀬戸内寂聴さんってもう98歳なんだね〜!以前彼女の人生を知ったとき、小説より奇なる波乱万丈の人生だったんだね、そして出家っ!そりゃ説得力あるわー!!!(・o・)!!!
 
「死についても楽しく考えた方がいい」。私たちはひとり生まれ、ひとり死ぬ。
常に変わりゆく。だから、いくつになってもだれかを愛することは「有り難い」奇跡──私たちは人生の最後にどう救われるか。生きる幸せ、死ぬ喜び。魂のメッセージ」そのエッセンスを紹介しよう。
 
人間は生きるとは、どういうことでしょうか。この年まで生きてきて、はっきり言えるのは、それは「愛する」ことです。誰かを愛する。そのために人間は生きているのです。この年になるまで、好きなことを好きなようにして生きてきました。自分のしたいことは何でもして生きてきました。心残りは全くありません。でも、後悔がひとつだけあります。結婚していた25歳の時に、まだ「お母さん、行かないで」といえない三歳の娘を残して、家を飛び出したことです。一番に愛して責任を持って守らなければならない存在を、私は自分の欲望のために捨ててきました。それが唯一の後悔です。今その娘は75歳になって、京都の嵯峨野にある私の自坊、寂庵にも度々訪ねて来るほど仲良くしています。それでも、抵抗できない小さなわが子の心を、深く傷つけた、その後悔は消えません
 
愛することは許すことです。ほんとに愛したら、何でも許せます。愛とは、自分以外の人の心を想像し、その願いや望みを叶えてあげたいというやさしさ、思いやりです。
 
私が好きになった男にはろくな人がいません。みんなほんとにダメな男です。でも好きになる。反対に、放っておいても世の中でちゃんとやっていくような男は、私は全く好きになりません。もともと私は男に甘いんですよ。だから好きになった男には何でもしてあげます。
 
百冊の本を読むよりも一度の真剣な恋愛の方が、はるかに人間の心を、人生を豊かにします。経験者は語る、間違いありません。恋は雷に打たれたようなものなんです。何かわけがわからないけど好きになる。恋愛なんてそんなものです。不倫だってそう。ほんとに好きになったら止まりません。ただ、一言付け加えておくと、男は代えれば代えるほど悪くなる。これも経験者は語るだからよく覚えておいて下さい。どんなに代えてもせいぜい似たような相手ばかり。好みは変わりませんからね。愛する人が一人で終わったら、それが一番幸せなのは言うまでもないでしょう。
 
97年も生きてしまった私は、かつて愛した人が、全部死にました。一人も残っていません。仲良くした人は、全部この世からいなくなりました。愛する人を亡くした悲しみを癒やすのは、時間しかない。だんだんと孤独に慣れていくしかないのです。文学で名作といわれるものは、すべて愛と孤独をテーマに書かれた作品です。人間を書くということは、要するに人間の愛と孤独について描くことです。実は愛のうえにも、皮膚のように孤独が張り付いています。だから孤独を飼い慣らすことこそ、私たちが生きるといういことなのかもしれません。
 
・私の最後の不倫相手は、4歳年下の作家、井上光晴さんでした。51歳で出家する直前まで8年ほど関係が続いていたから、彼との腐れ縁を断ち切るのも出家するひとつのきっかけではありました。
 
人間は命を授かったその瞬間から孤独で、孤独の中から一歩も出ることは出来ないということをしっかり認識すべきです。母親の胎内にいる時、胎児は自分の両腕で
、折り曲げた両膝を抱え込んで、うつむいた頭を膝に押し付けています。何て淋しそうな姿でしょう。人は胎児の時から孤独だったのだと、思い知らされます。だから人はほんとに孤独で淋しい時、思わず胎児と同じ格好をして悲しむのです。坂口安吾「孤独は、人のふるさとだ」と言いました。そおとおりだと思います。私たちは孤独をしっかり自覚して、それでも力強く、誰かを愛しながら生きていきたいものです。
 
・みなさん覚えておいて下さい。全身麻酔は非常に気持ちがいいけれど、麻酔が切れる時が怖いんです。夢うつつの時にいっちゃいけない人の名前を呼ぶことがあるそうです。昔むかしの恋人の名前や、今の不倫相手の名前を呼ぶというのです。秘密は秘密のまま死んだ方がマシかもしれません。でも、お医者さんはそのことを誰にもいっちゃいけない。法律で禁止されているそうだから安心して下さいね。心配な人は麻酔の前にご主人や奥さんの名前を一生懸命に唱えて、それが声に出るようにしておきましょう。

 

よし!!!今日から妻の名を唱える練習をしよう!(笑)オススメです!(・∀・)

 

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