「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ノムさんの最新著作!…『野村の革命』(野村克也)

野村の革命

野村の革命

このブログでも何度か紹介している、前・楽天監督の野村克也氏。(^v^)この本もよかったね。

BOOK〜叱り方、褒め方、教え方…『野村再生工場』(野村克也
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090520


その「生涯一捕手」の眼から見た、伝説の野球人生論。ノムさんの人生の総集編がこの本だ。そのエッセンスを紹介しよう。


・半世紀以上プロ野球の世界に生きて、私が未だに痛感させられるのは、「プロとは何か」という概念である。生き方と言い換えてもいい。人間は無視・賞賛・非難の三段階で試されている。私の野球人生も初めはテスト生という立場ですべて無視された。そして四年目から一軍レギュラーに定着し、プロとして芽が出だすと賞賛された。しかし主力選手になり三冠王を達成すると「大きな顔をするな!」という叱責であった。


・人間の評価は何によって決まるか。それはその人間が何を残すかで決まる。カネを残す人もあれば、名声を残す人もあるかも知れない。しかし、一番評価されるべきは、人を残すことではないか。自分の影響を受けた人、薫陶を受けた人材を後世に残すこと。それができた人物こそが高く評価されるべきだ


・野球は身体能力ですべてが決するわけではなく、考える要素が非常に多い。私はそこに惹かれた。野球を始めてから 60年近い時が流れた。これだけ長く付き合ってくると、そろそろ野球に飽きてきてもおかしくないのだが、一向に飽きる気配がない。それどころか、毎日が新しい発見である


・監督としてチームを預かった私は、基本的な組織戦略として、選手を「集める、鍛える、育てる」の三大要素を自らに課してきた。


・野球のような勝負事に、万能の手などというものはない。最善の策も時代によって変化するし、チームや選手の置かれた状況によっても変化する。そうした変化は状況をよく読み、その上で新しい戦略を打ち出すのが独創性のある監督、革命的な監督といえる。


・詰まることろ、野村野球とは「情と理」に基盤があるのかもしれない。


・私が監督として、常々選手たちに言うのは、「無形の力」を養え、ということである。見えないものが見えるかどうかで、その選手の野球人生は必ず変わる。


特に最終の「野村克也×桑田真澄の<特別対論>」は異色だ。いや〜!野球って本当にいいもんですね!(^u^)