「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ココロのサプリ!…『小さな幸せに気づく24の物語』

小さな幸せに気づく24の物語~読むだけで成長できる「心のサプリ」~

小さな幸せに気づく24の物語~読むだけで成長できる「心のサプリ」~

今年は暦の並びのせいなのか、4日からという会社も多いみたいだね。(^−^)あっという間の三が日だったね。おかげさまでユックマできました。(*^_^*)

さて、この本。忙しいあなたピッタリ!すぐ読めるんだけど、ググッとくる話が24、集められているのだ。著者は中山和義氏。お正月にピッタリ。その中で特に気に入った話を二つ紹介しよう。


パナソニックの創業者・松下幸之助さんが、工場でつまらなさそうな顔をして電球を磨いている従業員に、「あんた、良い仕事してるでぇ〜」
と言ったそうです。「毎日、同じように電球を磨く退屈な仕事ですよ」と愚痴を言う従業員に、松下さんは、こういいました。


「本読んで勉強している子どもらがおるやろ。そんな子どもらが、夜になって暗くなったら、字が読めなくなって勉強したいのにできなくなる。そこであんたの磨いた電球をつけるんや。そうしたら夜でも明るくなって、子どもらは夜でも読みたい本を読んで勉強できるんやで。あんたの磨いてるのは電球やない。子どもの夢を磨いているんや。暗い夜道があるやろ、女の子が怖くて通れなかった道に、あんたが磨いた電球がついたら、安心して笑顔で通れるんや。もの作りは、もの作ったらあかん。その先にある笑顔を作るんや」


自分の仕事がお客様のどんな幸せに役立っているのかを考えると、楽しくなります。商品やサービスを売っているのではなくて、幸せを売っていることに気がつきます。毎日を退屈にしているのは、他人ではなくて自分自身です。



・環境団体・地球村高木善之さんの話。高木さんの家では、子どもにあまり新しいものを買い与えないそうです。娘さんが使っている筆箱も、お母さんが小学校時代に使っていた古い皮製の筆箱でした。この筆箱を娘さんにあげるときにお母さんが、


「これはお母さんが小学校のときから大切に使っていた宝物なの…。これを買ってくれたお父さん、おあなたのおじいさんは、お母さんが小学校のときに亡くなったの。御母さんは、これをお父さんの形見としてとても大切にしてたのよ。あなたが大切に使うのならあげようか?」

と娘さんに話したそうです。ある日、娘さんが使っていた筆箱がクラスで話題になりました。ある男の子が娘さんに、


「お前の筆箱、古いやないか、僕のはこんなやで」と娘さんの筆箱をばかにしました。ほかの子も一緒になって娘さんの筆箱を指差してからかいました。そのとき、娘さんが、


「ねっ、古いでしょ!いいでしょ!これはお母さんが子どものころから大切に使っていたんだって!おじいちゃんの形見なの。私も大事に使って、私の子どもにこれをあげるの」


と言ったそうです。周りの子どもたちは一瞬シーンとなりました。しばらくして男の子達が、「ふーん、ええな」と言ったそうです。新しいものはいつでも手に入れることができます、でも、思い出がつまったものは二度と手に入りません。簡単に物を捨てないで、大切にしないといけないですね。


そのほか、クリスマスに起きた「壊れたオモチャ」は感動的!経営者やリーダーの方、朝礼にも使えます。おススメです。


24の物語 〜心のサプリ〜
http://www.24monogatari.jp/