「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜人間、死ぬまで勉強!…『芸人学生、知事になる』

芸人学生、知事になる (じっぴコンパクト)

芸人学生、知事になる (じっぴコンパクト)

いまや大活躍の宮崎県知事・東国原英夫氏。(^^♪ 以前は、たけし軍団というかツーツーレロレロそのまんま東だったのが、もうすっかり知事が板についたもんね〜!!(^^)!


さあ、この本は、不祥事から早稲田大学を目指し、知事になるまでを振り返った本だけど、すごいわ!
勇気付けられたし、「何かガムシャラに夢中になるもの」がない人には特にオススメ!そのエッセンスを紹介しよう。


・昔から芸人の世界では飲む、打つ、買うなどの遊びごとは半ば公認されてきた。「芸のためなら女房を泣かす」と歌になるくらい、芸人と遊びごとは切っても切れない関係だった。特に異性関係は、経験を積むほど、「芸の肥やし」になるといわれていた。しかし、その価値観がもはや通用しないことを思い知らされた。芸人の役割や芸能に求められるものが、この十数年ですっかり変っていた。「芸人」という生き方が認められていないのだ。


・僕が到達した結論は、自分の中で古い芸人の価値観を破壊するということだ。徹底的に壊してしまわなければ、この先の自分はないという気がした。そして根底から、新しい価値観を築き上げていく。芸能界の価値観とは違う、世間に通用する価値観を身につけたいと思った


・自分で謹慎しているうちに気づいたことは、過去の自分がお笑い芸人として何の努力も積み重ねていないということだった。血ヘドを吐くまで稽古したこともなければ、脳みそが汗を流すほどネタを考え込んだこともない。なんとなく流されているうちに、気がついてみれば今のポジションにいた。勉強もスポーツも中途半端。ひとつのことに全身全霊で打ち込んだことのない人生…。そのとき浮かんできたのが勉強だった


・僕はいつも肉体と精神の限界をめざして走っている。限界ギリギリで走っているとき、僕は死と向き合うことができる。走っている最中の肉体的な苦しみは、僕がイメージする死に近い。その苦しみの中で、僕は死への恐怖心を克服しようと努めている。


・僕はこの本で自慢げに苦労話を語るつもりはない。僕が伝えたいのは、人間はその気になればいつでも人生を再構築できるということだ。年齢は関係ない。40代の僕にできたのだから、20代30代の人たちはもっと飛躍することができるはずだ。50代60代に人たちも、多くの経験を生かしてきっと僕よりも上手にできるだろう。
僕は47歳のいま、最も速く走れるようになった。20代のときよりも30代のときよりもいまのほうが速く。そして長く走れる。記録はいまなお更新中だ。勉強も、経済分析に必要な数字も外国語もまだいくらでも身につけられる。
もし、僕の人生が進化や発展を終えるとしたら、それは僕自身があきらめた瞬間だあきらめない限り、進歩し続けると僕は信じている。



…その他、「中年男の決断」、「芸人学生の大学生活」、「2度目の受験と卒論」、「人生、生涯勉強」、「自己変革がもたらす奇跡」など体験談だからとても説得力を持つ


一番感動したのは、その時間の使い方というか活用法。特に2003年には大学生、ランナー、タレント、フィールドワーカー、受験生、夫と二児の父親という7つの顔をもっていた超多忙の中どんな風にタイムマネジメントしたのか?現在でも一日15キロ〜20キロ=月間400キロを走るその体力!これはどんなノウハウ本よりも役立つ現場学じゃあ!気になる人はぜひ読んでみてね!(*^。^*)


東国原英夫 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/higashi-blog/