高校生の頃、行きたい大学の第一志望が外国学部か英文科だった。当時は、英語がめちゃくちゃ得意だったんだよね〜!(^。^)第二志望が国文科だった。文学青年だったんだよね〜!(^。^)だから今でも日本語に関する本が大好き!(~o~)
さて、この本は笑えるよ〜!日本語学校に集まるマジメな外国人生徒たち。そんな彼らの、外国人ならではの日本語の使い方やギモンの数々を探りながら、日本人だけど知らなかった日本語のヒミツを知ることが出来る、楽しくてタメになる1冊!そのツボを紹介しよう。
・日本の日本語学校で勉強している学生の多くが「就学生」という在留資格。平成18年には約3万人の学生が日本語学校で勉強していた。もちろん目的は「日本語を勉強すること」ですが、日本語学校で学んでから、日本での大学進学を目指す人が多いとのこと。
・「冷める」と「冷える」の違いは何?…熱いもの→常温が「冷める」 常温→さらに冷たくが「冷える」
年齢を書くときは、「才」と「歳」どっち?…「才」は「歳」を習わない小学生のための代用字。「歳」が正式。
「袖ビーム」って何? …ガードレールの端のまるまった部分のこと
・「教えて頂けますか」と「教えて下さいませんか」の違い
〜教えてもらえる権利の度合が違う。前者は高、後者は低。
・「さしつかえなければ」と「おそれいりますが」の使い分け
〜相手に断る余地をどれくらい与えるかの違い。前者は、高。相手は断ってもいい。後者は、低。へりくだっているがある程度強制力がある。
〜「の」ではなく、古いひらがなの「か」。「あかよろし」=「あきらかによろしい」という意味。
・「〜です」「〜ます」は、江戸時代の芸者さんの言葉。武士は、「〜でござる」、商人は、「〜でございます」、庶民は「〜だ」といっていた。
明治の始め、地方からやってきた田舎武士が、遊里の言葉を覚え、「です」が標準語だと勘違いして、広めまくって本当に標準語になってしまったそうだ。
・「鳩」、「蚊」、「鴉(カラス)」、「猫」の共通点は?
〜一部分に鳴き声が入っている。ブンブンいうから蚊。猫はナーエじゃなく中国語の苗(ミョウ)。
・丁寧の「お」と「ご」。例:母さん → お母さん 家族 → ご家族 。どちらをつけるかは実は法則がある。
〜基本的に、「お」は和語。昔から日本で使われていることば。例:お風呂、お手紙
「ご」は漢語。中国から入ってきたことば(音読み)。例:ご住所、ご連絡
「ご」がつく言葉は、公的で堅苦しく、「お」がつくと女性的でやわらかい感じがする。なぜなら「お」は古くから女性が多く使っていた。
例:「屁」は「鳴らす」に「お」をつけて「おなら」。田楽も「お」をつけて「おでん」。
…私も「あのよろし」って読んでました…。(^^ゞマンガになっているから読みやすいし、笑えるよ〜!(^_-)-☆オススメ!
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