- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
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60以上ある著作の全作品を読破すると決めてようやくあと1冊までこぎつけた。…と思ったら、新刊が二冊同時発売されてあと完全読破まで三冊になってしまった…。さすが売れっ子作家。その最新刊のうちのひとつがコレ!(^^♪
私にとっては不朽の名作であり直木賞受賞作の『容疑者Xの献身』から3年。ガリレオ先生こと湯川学の今度の敵は、女だった!(゜o゜)またまた傑作だよ!そのエッセンスをちょびっと紹介しよう。
青年実業家が妻の留守中に自宅で毒殺された。発見したのは彼の愛人。刑事は離婚を切り出されていた妻を直感で疑うが、妻はその時北海道の実家に帰っていて鉄壁のアリバイがあった…。果たしてどうやって殺したのか?早い段階で犯人は明らかになり、徐々にその心理描写やトリックを解き明かしていくのは、東野作品ではよくあるパターン。そして、テレビや映画の「ガリレオ」シリーズではおなじみで、小説でも初登場の内海薫が女性刑事として登場。
内海はそのアリバイを崩すためには、天才物理学者・湯川 学の力を借りる以外にないが……。湯川はいう。
「理論的には考えられるが、現実的にはあり得ない。北海道にいる夫人が東京にいる夫に毒を飲ませる方法が一つだけある。だけどそれを実行した可能性は、限りなくゼロに近い。わかるかい?トリックは可能だが、実行することは不可能だということなんだ。虚数解だ。…もし虚数解でなければ…おそらく君たちは負ける。僕も勝てないだろう。これは完全犯罪だ」
さて、妻が使った仰天のトリックとは?そして愛人の運命は?やっぱり東野圭吾は裏切らないね〜。お世辞抜きでオモシロイ!さあ、この謎に挑戦してみないか!?
東野圭吾ガリレオシリーズ 公式サイト
http://www.bunshun.co.jp/galileo/index.html