全作品を読破するほど大好きな作家、東野圭吾氏。中でも最高傑作は小説も映画もやっぱりこの作品だよね。
BOOK〜無償の愛に涙が止まらない…『容疑者Xの献身』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070510
CINEMA〜あの名作の待望の映画化!…『容疑者Xの献身』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20081008
さて最新号の文藝春秋の1013.3.21号90周年スペシャルに、東野氏のインタビューが掲載されていた!
今年は「ガリレオ」シリーズの『プラチナデータ』『真夏の方程式』が映画化される。ワクワク!そのインタビューのエッセンスを紹介しよう。
【(ドラマ)+(映画)再起動!『ガリレオ』と東野圭吾の秘密】
Q ガリレオシリーズが生まれたきっかけは?
A 文藝春秋から初めて執筆依頼があり、ほかの作家は絶対に手を出さない分野に挑戦しようと思いました。第一作「燃える」のトリックは、会社員時代に扱った技術を使ったもので、おそらくミステリに登場するのは世界でも初めてだったのではないでしょうか。
Q いわゆる「理系」に進まれたのはなぜでしょうか?
A 国語、社会、英語がだめで、数学、理科が比較的得意でした。選択の余地はありませんでした。
Q ガリレオシリーズを開始するにあたり、実在の人物や場所をモデルにしたケースは?
A 人物のモデルはいません。場所に関しては、大学に物理学科がなかったので、いくつかの工学部の研究室を思い出しながら書きました。
Q ガリレオシリーズのトリックは、科学的に実証できるものが多いかと思いますが、どのような時に思いつかれるのでしょうか。取材をされたり、専門書など読まれたりするのでしょうか。また、作中のトリックが実行可能かどうか、確認されることはありますか?
A 『ガリレオの苦悩』あたりからは、ネタ探しに苦労するようになりました。どんな時に思いつくかは私にもわかりません。資料、文献、ネットなどを当たりますが、いつもとても苦労します。実行可能かどうかは、確認できる場合は確認します。しかし、本当に人を殺せるかどうかは、当たり前ですが確認しておりません。
Q シリーズ中、特に会心の出来映えの作品はなんでしょうか?
A 作品は子どものようなもの。親は子供に順位付けしません。
Q TVドラマ版・映画版についてはどのように感じておられますか?映像化の際に、何かルールを決めていらっしゃいますか?(トリックを変えないなど)撮影現場に行かれることはありますか?
A 必ず脚本は読ませてもらいます。そのうえで、なるべく口出ししないように心がけています。誰も駄作を作ろうとは思っていないはずだからです。注文をつけるのは、一人の視聴者や観客として面白いと思えない時です。面白いと思えれば、原作と違っていても一向にかまいせん、いったん了承した後は、一切文句をいいません。
続々映像化される東野作品から目が離せない!!!(゚∇゚*)