「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

FAVORITE〜これぞプロ中のプロ!…天才棋士・趙治勲!

lp6ac42007-12-09

趙治勲 名局細解

趙治勲 名局細解

韓国出身の天才棋士趙治勲(ちょう・ちくん)。
私は将棋派で、碁は打たないのだが、彼の情熱と執念はすでに伝説となっている。(^^♪


碁を打つために6歳で韓国から単身日本に乗り込んできた彼は碁が命といっても過言ではないのだ。
数年前に交通事故にあったときのこと。足の骨が折れていて、全身麻酔をしなければならなくなった。
執刀医が大手術になるから全身麻酔を打つと言ったとき、痛みをこらえていた趙治勲の口から出た言葉は驚くべきものだった。


趙 『麻酔をかけると、碁が弱くなりませんか?』 

医師 『多少は影響があるかもしれません。全身麻酔というのは、脳にもかけるわけだから』

趙 『頼むから、麻酔を打たないで手術をしてください。』

医師 『これは、全身麻酔をうたなければ耐えられるような手術ではありません。』

趙 『碁が弱くなっちゃいけない。麻酔だけは打たないでくれ。このまま手術をしてくれ!』と、泣き叫けんばかりに哀願した。


呆れた医師は、痛みに耐えかね、途中で『麻酔を!』と言うにきまっていると思ったのかもしれない。『それでは、本人の希望どおり』医師はそう宣言すると、麻酔を打たずに手術を開始してしまった。そして趙治勲はとうとう最後まで『麻酔を打ってくれ』と言わなかったのだ。


知り合いの整形外科医に聞くと『それはありえないことだ』と首を横に振った。しかし、プロ棋士に聞くと、多くのものが『趙治勲なら、当然そう言うだろう』と口を揃えて言った。

彼の名言集!

「碁に負けると僕には絶望しかない」

「僕は五段になるために日本に来たんじゃありません」(15歳で五段に昇段し、「おめでとう」と言われて)

「私が日本の碁に肩入れし、中国・韓国に負けてほしくないと考えるのは、日本のプレーヤーだから当然のことです。他に何の理由もいりません」


クウ〜!!!(>_<) これがプロだね!\(◎o◎)/! ジャンルを超えて、国境を超えて、惹きつける魅力がある!