ワタシが小学生の頃の総理大臣といえば、佐藤栄作から田中角栄に代わった頃。記憶の中には日中国交正常化と沖縄返還がダブってたけど、それは佐藤栄作だったね。(笑)(=^・^=)
スケールの大きい政治家がそれ以降も登場しないよね。あらためて田中角栄の凄さを学んだのがこの本。そのエッセンスを紹介しよう。
・人の悪口はいわなかった角栄
「悪口を言いたければ便所の中で言え」「一人の悪口は10人の敵を作る」
・人と会うことをいとわかった角栄
「人と会うのが醍醐味になってこそ本物なのだ」
・別け隔てなく誰をも大切にした角栄
「かまわん、オレはこれからメシだが、一緒に食っていかんか」
・人の情を何よりも大切にした角栄
「苦境、悲しみのさなかにあうときこそ力になってやれ!」
・秘書にチップの渡し方を教えた角栄
「陽の当たらない立場の人への「ありがとう」の気持ち」
・顔はいわゆる「福相」。その人となりは顔に現れるという。「顔相」で見ると開放的、外交的な性格。実行力があり、スケールの大きい発想をする人物で、実業家としても成功すると若いときからいわれていた。政治の頂点に立ってからも顔はツヤツヤでゴルフ焼け。おまけに「福相」だから結婚式や祝い事、政治家のパーティや選挙活動などのはなやかな席にはぴったり。
角栄の対局にいるとされたのが、後に首相になった三木武夫。彼は«葬式に向く顔»といわれた。常に苦虫をつぶしたような表情。悲しみが伝わってくる感じ。明るく、馬力がありそうな角栄の顔と雰囲気は、もって生まれた天性と、社会に出てから身につけたものでもあったろう。
やっぱり角さんはすごいよね、魅力的だよねー。オススメです。(^o^)