「人間関係を再構築するための心理戦争を角栄に学ぶ。アフターコロナの人付き合いに備えよ! 危機を脱し、日本が一丸となって歩みを進めていくには、潤滑な人間関係が欠かせない。「人間学博士」の異名を持ち、人間洞察力に天才的な能力を発揮して、日本の高度成長を成し遂げた宰相・田中角栄の語録から、人間関係を再構築するための絶対的ノウハウを学ぶ」そのエッセンスを紹介しよう。
・田中の演説やスピーチに、 多くの数字と歴史にまつわる話を入れていたのが特徴的だった。 同時に、人の情に訴えかけたり、 夢を語ったりということも加わった。さらに、 絶妙な間を取りながら、比喩や例え話なども織り交ぜ、 笑いを誘いつつ、結びはビシッと締めたのである。 本題の内容は忘れても、 小さな話のなかに妙に心に引っかかるものが残ったりする。 聞き手としては「今日はいい話を聞いたな」と思わせるのである。
・「話をしたいなら、まず結論を言え。理由は、3つに限定しろ。 世の中、三つほどの理由をあげれば、大方の説明はつく」
1 お申し越しの件、調査の結果、解決策は次の3案しかありません。
1 この3案の利害損得は、左の通りとなります。いずれを選ぶかは、 貴殿のご自由であります。
1 何月何日までに、本件に関してのご返答をわずらわせたい。
・「自分の言葉で話せ。借りものは必ず人が見抜く。 世間は甘くない」
・田中は“切り札”にしていた手法は、 相手の名前をフルネームで覚えていたことだった。「やあ、 しばらくだな。元気か。あんたの名前が出てこんのだ」「 鈴木ですよ」「そんなことは分かっている。下のほうの名前だ」「 一郎です」「そうだ。思い出した。鈴木一郎さんだった」
・選挙区の神社の石段はなぜあるのか。 未だどんな由緒に基づいているのかなど、 正確に歴史を説明できないようで、なんで『郷土を愛している』 などと口にできるんだ。有権者の眼力は凄いぞ。甘く見るな。 選挙区の歴史を知らないような奴に、 多くの支持が来るワケがない。
石原慎太郎とのエピソードや、「10倍の哲学」はスゴいわー!こんなことヤラれたら心酔しちゃうよね〜。角さんに学ぼう!オススメです。(・∀・)