「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「田中角栄処世訓 人と向き合う極意」(小林吉弥)

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我が新潟県が生んだ天才政治家・田中角栄。賛否両論があるけど、やっぱりスゴいよね〜!亡くなってもいまだに書籍が出版されるなんて、心の中では生きているんだよね〜!♪
 
「人間関係を再構築するための心理戦争を角栄に学ぶ。アフターコロナの人付き合いに備えよ! 危機を脱し、日本が一丸となって歩みを進めていくには、潤滑な人間関係が欠かせない。人間学博士」の異名を持ち、人間洞察力に天才的な能力を発揮して、日本の高度成長を成し遂げた宰相・田中角栄の語録から、人間関係を再構築するための絶対的ノウハウを学ぶ」そのエッセンスを紹介しよう。
 
田中の演説やスピーチに、多くの数字と歴史にまつわる話を入れていたのが特徴的だった。同時に、人の情に訴えかけたり、夢を語ったりということも加わった。さらに、絶妙な間を取りながら、比喩や例え話なども織り交ぜ、笑いを誘いつつ、結びはビシッと締めたのである。本題の内容は忘れても、小さな話のなかに妙に心に引っかかるものが残ったりする。聞き手としては「今日はいい話を聞いたな」と思わせるのである。
 
「話をしたいなら、まず結論を言え。理由は、3つに限定しろ。世の中、三つほどの理由をあげれば、大方の説明はつく」
 

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1 お申し越しの件、調査の結果、解決策は次の3案しかありません。
1 この3案の利害損得は、左の通りとなります。いずれを選ぶかは、貴殿のご自由であります。
1 何月何日までに、本件に関してのご返答をわずらわせたい。 
 
「自分の言葉で話せ。借りものは必ず人が見抜く。世間は甘くない」
 
・田中は陳情など頼まれ事の際、相手に対し引き受けられるものは「イエス」、無理だと判断したものは「ノー」とその場で答えを出す「保留」の類は、一切ないのである。
 
・田中は“切り札”にしていた手法は、相手の名前をフルネームで覚えていたことだった。「やあ、しばらくだな。元気か。あんたの名前が出てこんのだ」「鈴木ですよ」「そんなことは分かっている。下のほうの名前だ」一郎です」「そうだ。思い出した。鈴木一郎さんだった」
 
・選挙区の神社の石段はなぜあるのか。未だどんな由緒に基づいているのかなど、正確に歴史を説明できないようで、なんで『郷土を愛している』などと口にできるんだ。有権者の眼力は凄いぞ。甘く見るな。選挙区の歴史を知らないような奴に、多くの支持が来るワケがない
 
石原慎太郎とのエピソードや、「10倍の哲学」はスゴいわー!こんなことヤラれたら心酔しちゃうよね〜。角さんに学ぼう!オススメです。(・∀・)

 

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