「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「よるのあいだに… みんなをささえる はたらく人たち」(ポリーフェイバー)

ムカシ、父が決めた小野塚家のルールがあった。二十歳までは未成年だから、オレが責任を取る。大学の学費も出す。ただしそれ以降は、すべて自分でやれ。大学に行きたければ自分で学費を出せ、というものだった。゚( ゚д゚ )

二つ上の兄がそれを実行したのだから、当然、ワタシもそれをやらねばならない!ということでいろいろとご縁があり、毎日新聞本社の発送部に勤労学生として2年半、お世話になることになった。昭和59年頃。朝刊の発送の仕分けをする仕事で、勤務時間21:30〜翌朝3:30くらいまで。その後大浴場に入り、仮眠をとって、朝8:50からの大学の一限目の授業に出る。二日働いて、一日休みというパターン。当時月16万の給料で学費を払っていた。眠い目をこすりながら働いていた。夜食は定食が160円。仕事が終わると屋台のラーメンを食べに行く。若かったからこそ出来た仕事。

深夜なのに、窓から見るビルはけっこう灯りが点いている。こんな夜中に働いているヒトがいっぱいいんだ。オレだけじゃないんだなあ!と実感した。

 

さて、この本。私たちが生活する中で、なかなか直接目にするのない、夜間にはたらく人たちの仕事を、子ども目線のやさしい表現で追いかける絵本。そのエッセンスを紹介しよう。