「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった」(戸部田誠)

 
最近、全作品読破をねらっている戸部田誠さんの本。軽そうにみえて、簡単に読めるんだけど、実は奥が深いっ!これって案外むずかしいよね。(・∀・)

「〈テレビっ子ライター〉が収集した金言の宝石箱テレビから発信された、100人による100の哲学。「ムダ」だけど大切なことは、誰もが通りすぎてしまう何気ないひと言にこそ存在する」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
人生で「ムダ」なことを僕に教えてくれたのはテレビですそして、その「ムダ」なことこそが、実は人生を幸福に生きる上でいちばん必要なこと、また「ムダ」なことの中にこそ大事なものがあることを、みんなテレビが教えてくれたのです。
 
・どんなジャンルの人たちも、ひとたびテレビに出ると、フラットになるその多様性こそテレビの魅力であり、魔力です。ゆるキャラも大御所俳優も大学教授もテレビの中では同等。どんなに“偉い人”であろうと、メッキが剥がされ、その人間性がむき出しになる。テレビは“すべて”を映してしまうのです。
 
ゆるキャラも大御所俳優も大学教授もテレビの中では同等、どんなに“偉い人”であろうと、メッキが剥がされ、その人間性がむき出しになる。テレビは“すべて”を映してしまうのです。
 
 
明石家さんま 慌てた人生。生き急ぎ人生】
 
「サラリーマンの人の150歳分」喋っていると笑う明石家さんま。自らの生き方を「生き急ぎ人生」と形容している。「どうやっても悔いは残るでしょうから。悔いのない人生を』なんて言う人はね、なにが違うんじゃないかなぁと思うんですよね。人生やっぱりやり残すことが嫌やんか、ひとつでも」
 
 
綾野剛 未来のことを考えるのが苦痛】
 
「外で遊んでいたという。そこで金槌と釘を使って、洞窟を作るのが好きだった。完成させるのが目的ではない。むしろ完成されたものには興味がなくなった。破壊と構築を繰り返す行為が好きだった。ひたすら削る事自体に惹かれていた。完成された未来よりも、変化する今が楽しかった。『よーいスタート』と『カット』の間が一番生きてる実感がしますね。僕は裏方、役が主役。
 
 
有吉弘行 俺みたいなもんは罰ばっかりだよ。バチ当たるんだよ、と思って生きてるから】
 
『僕は最低の人間ですよ』っていう、人間として根っこの部分だけは、キチンと持ってます。守るべき“大切な自分”なんてないから「プライド」は邪魔なだけ最低の人間」と思っていれば大抵の「地獄」は自分への「罰」として受け入れることができる。すべての人に嫌われているもんだ』って思って最初からやってるのよ。全員が俺のこと嫌いだとって思いながら」
 
 
西田敏行 「『俳優さんですね』って言われたら『はい、役者やってます』っって言い直したりする」】
 
西田は「俳優」と「役者」は違うという。自分に役をやめていく」のが俳優。「自分から役の殻の方に入ってく」のが役者だと。俳優の代表例は高倉健藤山寛美は役者。
 
 
萩本欽一 運って前からこない。真裏からくるね】
 
運は嫌なことの中に隠れているというのだ。嫌なことを引き受けたから。次に繋がっていった。普通新しいことに挑戦するのは怖くて嫌なものだが、萩本はそこにしか運がないことを知っている。だから嬉々として挑戦を続けられるのだ。
 
 
ビートたけし 「いかりや長介萩本欽一を引きずり下ろすことしか考えていなかった】
 
俺の性に合わないということがあって、もし萩本さんの番組がずっと続くようだったら、これお笑いの危機だと思ったわけ。俺にとってのね、自分の危機だから。たけしは萩本を引きずり下ろしてでも超えなければならなかったのだ。「お笑いを立て直したのは、萩本さん。やっぱり凄かったんだよね」
 
 
田中裕二 とにかく猫を飼いましょう!ニャーオ】
 
伊集院光「田中力」と形容する。爆笑問題のコンビを「天才と化け物」という。「田中さんの凄いのはね、超一流の剣術の人が真剣を持って斬り合っている真ん中に、ぼんやりとボールを拾いに行ける感じ。キャッチボールしてたら来ちゃったんで』って。それで斬られない感じ」
 
 
高田純次 「明日の1万より今日の千円って考え方してるから」】
 
時代の波というのが分からない。とにかく目の前のものはとりあえず食いついていこうとする。だから、新しい波をつかまえることはできなくても、いつの間にか波を乗り越える船に乗り合わせている。高田は挫折を繰り返し、先の見えない日々を送ってきたことで、過去や未来を考えても仕方がないという境地に至った高田が「軽く」見えるのは、目の前のことだけに懸命だからだ。それは普通怖いことだ。高田流の「適当」とは今を刹那的に生きる覚悟のことなのだ。
 
 
武井壮 「二代目です。初代がライオン。二代目百獣の王」】
 
自分の価値というのは、自分の能力ではなく、自分を欲してくれる人の数なんだ。
 
 
樹木希林 「いまでも(人の好き嫌いが)強いですよ。抹殺したくなるんですよ」】
 
 
創造の「創」という字は「キズ」という意味だという。要するに、創り出す、新たに生み出すっていうことは、キズをつけて、壊して、そっから創り出すということだ」
 
 
田原総一朗 ほとんど自主規制なのよ。タブーなんかない、この国には」「出川哲朗 リアルより上。ガチより上。もっとリアルガチだってこと」「毒蝮三太夫 「嫌ですよ、毒蝮なんて名前。(親に)言えませんよ、マムシになったなんて」」「所ジョージ 「車いす改造しますよね。面白くしてあげますよね。届かないロケット砲つけたりとか」「中谷美紀 危険じゃないと面白くない」「博多大吉 こんなものが当たった、おそらく家が燃えている」「春日俊彰 日本の国宝です」「甲本ヒロト 僕は長い間、世間の過大評価に悩まされてる」「黒柳徹子 テレビに出るのは全部『自分自身』だけ」「志村けん ウケないと寂しいし嫌な汗流れるんで、そうしないために努力して、努力は見せないけど一生懸命やる」など。
 
名言があふれているなあ!やっぱり「ムダ」って大事なんだね。よかった!ムダなことばかりしているわー!(笑)オススメです!(・∀・)