むかーしからいろいろな意味(!?)でお世話になった、AV監督の村西とおる。あの顔を口調を聞いただけで笑っちゃうよね〜!ナイスですね〜!♪(笑)この壮絶な人生、勇気付けられたよね〜!(・∀・)
さてこの本は、その続編ともいうべき内容。
「1990年代、村西とおる帝国が乱脈経営により崩壊した。テレビ業界でテリー伊藤に鍛えられた〝マネーの虎〟高橋がなりがAV業界に革命を起こす。前代未聞の数千万円をかけた空中ファックや村西の右腕・日比野正明、カリスマ監督・代々木忠などエロを突き詰める人々と時代を克明に描き出す。「全裸監督」シーズン1の内田英治監督による解説も読みごたえ抜群」そのエッセンスを紹介しよう。
テレビ番組制作会社のADからスタートした彼は、 後に事業家に転身するものの多額の負債を抱え、 借金返済のために中華料理店の雇われ店長になる。 その後セルビデオ業界に身を転じ、 エレベーターの無い雑居ビルの一室からSODという会社を立 ち上げ、試行錯誤を繰り返しながら、 鉱脈を掘り当て巨万の富を得る。
1996年7月11日、 東北サファリパークでの地上20メートル空中ファックは、 新旧両者の軋轢が頂点に達する歴史的場面であった。 人類史はじまって以来の愚挙であり感動的である一大イベントの一 部始終を、本書で活字化した。 登場人物の多くは失地を回復した成功者であり、 なかには失地のままの人物もいる。どちらにせよ、 偉大な跳躍は蹲踞を経なければならないのだ。
【村西とおる】
この男のスケールの大きさは、すでに語り草になっていた。 北海道の真冬は大工の仕事が無くなる時期で、 安い工賃の大工を大量に雇い、全道に正味75日で48店舗、 直営のビニ本店を立ち上げてしまった。「北海道と言えば北大、 書店と言えば神田。ですから、わたくしどものビニ本出版社は、 北大神田書店と名乗ったのですね」数十億円の金を一時期、 思うように動かしてきた会長も、 出所したときは全財産1万4千円だった。
・成功は性交とともに降ってきた。
・村西監督の応酬話法の根底にあるのは、 相手の存在価値を刺激する、滑稽なまでに過剰な美辞であり、 肯定であった。
・セックスの際、最も人間の感情のなかで縁遠いものは、 笑いである。ところが村西とおるは、 笑いをセックスに持ち込んだ。男たちは、性を堪能する際に、 笑いが有効な手段になると気付かされた。 村西とおるは男たちの救世主だった。女との交接に及ぶときも、 そんなに深刻ぶるな、緊張なんかしなくてもいいんだ、 男たちに身をもって示してくれた。
・明大農学部を出ていながら畑違いの特撮監督になった河崎実。『 日本以外全部沈没』『ギララの逆襲』『地球防衛未亡人』『 飛び出せ!全裸学園』といった映画を製作。“ 日本バカ映画の巨匠”の名を欲しいままにしていまに至る
「50人全裸オーディション」、斉藤龍一、など。まさか明治大学生田校舎でウチのサークルの対面にあった「CINEMAZO(シネマゾ、映画研究会)」のセンパイが登場するとは、驚いたー!♪ 日本の裏歴史だねー。オススメです。(・∀・)