「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「天才の勉強術」(木原武一)

 
子どものころから自分は天才だと思っていた。小学校の卒業文集に、自分の好きな言葉を書くページがあって、ワタシは当然、「天才」と書いた。(笑)
 
 
さて、この本。
天才は勉強が好きだった。天才は学習の産物である。ニュートンダーウィンから平賀源内まで、少年時代に学ぶ楽しさを知った9人の〈勉強ぶり〉と〈学びの秘訣〉を、その生涯から解き明かす画期的な書」そのエッセンスを紹介しよう。
 

人間の生涯は、ものごとを学び続ける果てしない旅であるこの世に生まれ落ちた瞬間から、人間は学びはじめる。いや、それ以前、母親の胎内ですでに学習ははじまっているらしい。そして、死の床にあっても、病からなにごとか学ぼうとする人間もいる。

 
ものを学ぶ楽しさをもっともよく知っているのが、一般に「天才」と呼ばれている人びとである。天才は幼児期にものを学ぶ楽しさを存分に味わっていたにちがいない。少なくとも、ものを学ぶ楽しさを体験した人のなかからしか天才は生まれないだろう。
 
・天才が天から与えられた才能は、つまりは、ものを学ぶという才能にすぎないのである。天才とは、一般の人間とかけはなれた秘密の能力を持った人間ではなく、だれでも持っている学習能力を、ある限られた狭い対象に向けて集中的に発揮した人間のことである。
 
・私はつぎのような仮説を立てたい。天才とは、学習の産物である。その「勉強術」の秘密をさぐり、それはけっして天才だけのものではなく、程度の差こそあれ、ごくふつうの人びとにも可能であることを考えてみたい、というのがこの本の意図するところである。
 
 
【変身にとりつかれた画家 ピカソ
 
「そこにはないもの、これまで一度もなされなかったものを作る必要がある。それこそが絵画なのだ」
 
「画家は絶対に人びとの期待するものを描いてはいけない。画家にとっての最悪の敵はスタイルなのだ」
 
「私ほどデッサンの練習を積んだ者はいないだろう」
 
「勉強?そんなものはない、ただ自分のしたいことをしているだけだ」
 
(十八歳のときマドリードの芸術アカデミーに入学したとき)
 
「真似の天才 モーツアルト」「超人的な集中力の持主 ニュートン」「女性遍歴から学ぶ詩人 ゲーテ」「読書家の皇帝 ナポレオン」「大きくなりすぎた子供 ダーウィン」「首相になった落第生 チャーチル」「笑いの芸術家 チャップリン」「大江戸を駆けめぐった「なんでも屋」平賀源内」など。
 
ぜひ、続編を書いてほしいなあ。オススメです!(・∀・)♪