アンジャッシュの渡部がテレビから消えて久しいよね。好きだったなあ、あのコント。例の事件がなかったらなあ……と思いながら、当時『アンジャッシュ渡部 活動停止の歌』を作ったっけ。(笑)
さて、この本。「明石家さんま、松本人志、マツコ・デラックス、有吉弘行……テレビの第一線で長年活躍し続ける超一流の芸能人たちには、共通して持っている「とあるコミュニケーション能力」があります。それが「話さない力」です。一見すると「しゃべり上手」に見える彼らは、じつは話すことよりも「相手にうまく話をさせる」このプロフェッショナルなのです。じつは会話が盛り上がるための最大のコツは「いかに自分が話さないか」
に尽きます」そのエッセンスを紹介しよう。
・僕は2020年より芸能活動を自粛し、 47歳にして無償のような状態になりました。 僕は大学生時代にお笑いコンビ「アンジャッシュ」を結成し、 以後、芸人としてしか働いたことがありません。 いったいこれからどうやって生きていけばいいのか、こんな自分にこの先なにができるのか。途方に暮れていました。
・そんなとき、とある方から「企業向けに講演をしてみないか」 というお話をいただきました。「 周囲を明るくするコミュニケーション術」という、 ざっくりした依頼でした。一体なにを、 どういうふうにお伝えすればいいのか……。 書店に向かうと膨大な数の「コミュニケーションのハウツー本」 でした。世の中の人たちは、 こんなにみおコミュニケーションで悩んでいるのか!幸い、 僕には時間がありましたので、「会話術」「雑談力」「ユーモア」 …… すくなくともここ10年以内に出た本を100冊近くは読んだと思 います。
・それらに対して僕が素直に思ったことは「むずかしい!」 ということです。僕がたどり着いた極意が「会話は、 話してはいけない」というもの。口下手なままで、 口下手なほうがいい。「どうやって話すか」を考えるよりも「 どうやって話さないか」「どうやって相手に話してもらうか」 を考えなければいけないのです。
・「いかに相手に気持ちよくしゃべってもらうか」「いまは、 誰がどんな話をするべきか」「 どうすればその流れにスムーズにつなげられるか」「 バラエティ番組には、 コミュニケーションのコツのすべてが詰まって」います。
・マツコ・デラックス「その世界には特に興味がないけれど、 あなたという人間には興味がある」というスタンス。
・僕は知らない話題が出てきたら、 相手にいっぱい話してもらうための大・大・ 大チャンスだと考えています。
・僕は、人の悪口や愚痴を聞いているときは、「 自分の徳を積んでいる」というスタンスでいます。
その他、「アドバイスは基本的に「余計」なもの」「 コミュニケーションは読書と同じ」「 素の自分とは違ってもポジティブなキャラクターでいることを心が ける」「「縦・横・前・後」で質問する」「 展開する人を補佐するポジションー「裏回し」(東野幸治)」「 相手の話に『共感』はするけれど『同感』はしなくていい」「 嫌いな人は「反面教師」にしてしまう」など。
やっぱり芸能界の一線で活躍してきた人の説得力は違うなー!♪オススメです!(・∀・)