いや〜すばらしい!!!この本っ!!!今年のベスト3決定だあ!!!ページをめくったら一気に読み干してしまった!!!!
「「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか――。占領期のジャズブームに熱狂して音楽を始めた若者たちは、伝説のステージ「日劇ウエスタン・カーニバル」へ。成功と挫折を経て、彼らは裏方に転身、それぞれがプロダクションを立ち上げ、芸能界を新しく作り変える。その歴史は、戦後日本の"青春"そのものだった。スター誕生の物語、テレビ局やレコード会社との攻防戦など、当事者たちの貴重な証言をもとに壮絶な舞台裏を明かすノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。
・私がこれまで関わってきたテレビの世界は、
・芸能プロダクションや業界の有名人がどのようなルーツを持ち、 現在の地位を築いたのか、 その背景についてはほとんど知らないと思います。 でもその歴史を知れば、 もっともっとテレビのことや仕事が楽しくなるに違いない。 それはテレビマンのみならず、 普段は視聴者としてテレビを楽しんでいる人たちにとっても同様で しょう。
「 今まで親しんできたエンターテインメントの世界にはこんなバック グラウンドがあったんだ」「 自分たちの仕事はこんな歴史の上に成り立っていたんだ」 ということを知ることができるはずです。そして、 歴史は未来へとつながっていきます。「 自分たちが次の時代を作っていくんだ」と考えたら。 どんな仕事ももっともっと楽しいものになると思います。 読んでそんな風に思ってもらえれば、企画した私たちにとって、 こんなに嬉しいことはありません。
あっ、そろそろSHOWの始まりです。お待たせしました。 それでは5秒前……。
・「東京を震撼させた7日間」あるいは、「ロカビリーの7日間」 ー。この熱狂は大きな社会現象となった。7日間で観客動員は、 延べ4万5000人に達する大盛況だった。平尾昌晃、ミッキー・ カーチス、山下敬二郎の3人は「ロカビリー三人男」 として売り出され。一夜にして人生が変わっていく。渡邊美佐も「 ロカビリーマダム」あるいは「マダム・ロカビリー」 と呼ばれ注目された。この年、1958年の日劇ウエスタン・ カーニバルには、その後、現代の「芸能界」 で重要な役割を担う者たちが揃っていた。
・(堀威夫)僕は、 渡辺プロやホリプロのような戦後に新しく生まれたプロダクション を「横文字系」と読んでいるんですよ。戦前からある「縦文字系」 は、マネジメントより興行をやるというのが、主たる業務。 その中にも興行をやらないでマネジメントだけやるものもごくわず かあったことはあったんですけど、 それもレコード会社の下請みたいな会社が多かった。「横文字系」 はその構造を変えたんです。
・戦後のはしりのときは軍隊上がりね。それに影響されて、渡邊晋さんたちが第2ジェネレーションになるのかな。第2世代になると、慶応大学とか学習院という割合いいところの人たちが、バンドをやりはじめたんです。楽器が高くて手に入りにくい時代だからね。あまり豊かじゃない家庭の子には買えないわけ。
「仙台の曲直瀬家」「占領下のバンドマン」「芸能社の興亡」「ジャズ喫茶とロカビリーブーム」「テレビ時代の到来」「レコード会社と芸能プロダクション」「男性アイドルの系譜とGS旋風」「御三家とジャニーズ」「キャンティとザ・スパイダース」「ザ・ビートルズとグループ・サウンズ」「サヨナラ日劇ウエスタン・カーニバル」など。
ワタシがこれから出ていく(笑)芸能界!歴史を知っておくって大事だねー。先人たちの汗によって成り立っているんだね。感謝!超オススメです!(・∀・)