「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「再起 東京ヤクルトスワローズ 傘の花咲く、新たな夜明け2018」(長谷川晶一)

日本シリーズが始まったけど、我がジャイアンツがここ数年、元気がないので、まったくモチベーションが上がらない。(笑)今年は、阪神にやられたけど、ここ数年は急に強くなった東京ヤクルトにやられっぱなしだったなあ!♪

 
96敗からの大逆襲――。どん底の昨シーズンから一転、再起を果たした東京ヤクルトスワローズに何が起こったのか!!?「神宮の定点観測者」と呼ばれる著者が見届けた、ヤクルトの新たな夜明けとは!?」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・開幕特有の、この清々しい雰囲気が大好きだ。ロ野球ファンには3回の正月がある。新年の訪れである、1月1日、キャンプが始まる2月1日、そして、開幕戦のことである。開幕戦とは、その年のチームの戦い方、大げさに言ってしまえば「哲学」のようなものを表明する場なのだと僕は考えている。
 
今浪隆博「今浪節」は随所に冴えわたった。
 
「みなさん、大引啓次って知っていますか?あいつが給料分働いていれば、去年チームは96敗もしなかった。すべて彼の責任です」
 
「僕が試合に出ていれば、去年は96敗もしなかった。……たぶん94敗」
 
「一軍最後の試合については、バットは振れないし、走れない。ほとんど動けませんでしたけど、それでも西浦(直亨)ぐらいには動けました。……いや、西浦は言い過ぎでした。谷内(亮太)ぐらいには動けました」
 
「野球が嫌いにならないで引退できたのはよかったです。……元々、野球は好きじゃないんですけど」
 
「仲のよかった選手?……いません。先輩は先輩だし、後輩は手下だし、同級生は敵ですから」
 
「(ヤクルトの現状について)実はほとんど見ていません。自宅にスカパーを引いていないんで……」
 

 
・僕は、若松さんが殿堂入りを果たした際に限定販売された復刻ユニフォームを持参して歴代の背番号«1»の方々にサインをもらって歩いた。……完全な公私混同である。僕は図々しくもインタビューをお願いすると同時にサインもお願いし、(たぶん)快くペンを走らせてもらったのだ。国鉄スワローズ時代の背番号«1»・佐々木重徳からはじまり、若松、池山、岩村、山田の寄せ書きが並んでいるユニフォーム青木の口から「すごいですね」と感嘆の声。ここぞとばかりに、僕は背番号«1»に対する思いを語り、みなさんにサインをいただいた経緯を話し、「ぜひ青木さんにも……」と口にすると、間髪入れずに「もちろん!」と答えてくれたのだ。こうして、僕の「私的ミッション」はついに完遂された。
 
このユニフォーム、スゴイなあ!こいいうシリーズを野球殿堂博物館に飾ってほしいわ。野球ファン必読っ!オススメです。(・∀・)