名言集って好き。シンプルだけど奥が深い。この本もそう。生々しい。現場で闘っている指導者のコトバが活きているっ!!!
「選手権100回、2018年に贈る高校野球書籍。高校野球に情熱を燃やす指導者の言葉には、私たちの心を熱くさせる不思議なパワーがある!高校野球"名言シリーズ"の決定版!「言葉の力」で人は育つ挑戦させる、自信をもたらす、人を動かく、元気にさせる。部活動、スポーツ、ビジネスにもいかせる、最高の育成術。甲子園で活躍する22人の監督・指導者による人を育てる言葉の数々――。取材歴20年の著者が、これまでに出合った名言から66を厳選し一冊にまとめた育成バイブル」そのエッセンスを紹介しよう。
・「腕組んで 胸張ってなくてもいいんです」(日大三・小倉全由)
やっぱり、リーダーはカッコよくなきゃダメだと思います。 後ろから見られても、前から見られても、選手から見て『 ウチの監督はどこの監督から見ても一番カッコいいんだ』 と思われるようにね。カッコよさって何かといったら、 表裏がないことだと思います。表裏がないから、 どこに行ったって、胸を張っていられる。 聞く耳を持たないのは絶対ダメ。 いいものを取り入れる素直さをリーダーは持ってなきゃダメだと思 います。毎日勉強して変わっていく。 その柔軟性を持ってなきゃいけない。
・「実績があるから監督として認めてもらえるのではなくて、 一緒にやってるから認めてもらえる」(今治西・大野康哉)
『オレはこんなことやってきたんやから認めろよ』 というのは前の話であって、今の選手には関係ない。 今の選手に認めてもらわないかんわけですから。 選手に認めてもらえて僕らは監督。 認めてもらうために努力せんと選手に『認めろ』と言っても、 それは無理でしょう。
・「片目をつぶることが大事」(佐賀北・百崎敏克)
・「どんな素晴らしい助言をしても 試合終了後では遅い」(今治西・大野康哉)
・「教えてできないのは選手にも責任がある。教えてないのにできると思っているのは指導者のおごりだ(今治西・大野康哉)
・「名指導者になると猫にワンと鳴け 犬にニャンと鳴けと言うし それができるようになると思っちゃう でも それは無理」(愛工大名電・倉野光生)
・「優秀なコーチというのは表情を変えずに同じことを1000回言える 人を変えるには自分を変えないこと」(前橋育英・荒井直樹)
・「ズバリ、好きになることなんですよ そいつを好きになって やらなければ やんちゃは伸びないです」(明秀日立・金沢成奉)
・「一番の研修は自分のチームの練習 指導者は選手に鍛えられる 選手をバカにしたらいかん 選手は先生だ」(今治西・大野康哉)
・「本物というのは 中身の濃い平凡なことを 積み重ねること」(前橋育英・荒井直樹)
・「こっから逆転するのが 楽しいんじゃねーか それが高校野球だ」(関東第一・米澤貴光)
・「目標が達成したからといって 目的が達成されたわけではない」(花巻東・佐々木洋)
・「やったつもり 言ったつもり 踏んだつもり つもりつもって何もない(花巻東・佐々木洋)