今年のルーキーナンバーワンの楽天イーグルスの松井裕樹投手。(・ω<)神奈川の桐光学園出身で、甲子園で22三振の記録を作ったのは記憶に新しいよね。
私の子供時代のヒーローは、東海大相模の原辰徳選手、そう、もう35年くらいのファンだよー!当時は、「神奈川を制するものは全国を制す」と言われた神奈川高校野球の全盛時代だったよね。
さて、この本は、その高校野球激戦区!神奈川の高校野球の指導者たちのライバル物語なのだ。そのエッセンスを紹介しよう。
【野呂雅之監督 桐光学園】
・気配を感じられるような選手になれるといいよな。相手のちょっとした仕草を見て、次にカーブがくるかなとか、このランナーをアウトにできるんじゃないかなと、感じられるようになってほしい。選手は気配を感じるのが仕事だと思うよ。監督である俺は何かとなれば、相手のチームに気配を感じられないようにするのが仕事だよ。
・「気配」という感じに「り」をつけてみてごらん。「気配り」になるよな。オレが思うに、気配を感じられるようになるには、日頃からの気配りが大事なんじゃないかな。グラウンドでも学校でも日常生活でもそう。気配りができるようになれば、相手の気配も感じられるようになると思うよ。
・うちの選手によく話すのは「まずは人の話を聞けるようになろう」ということです。その習慣をつける。15分や20分、人の話をしっかり聞けないような選手が、ここで打ったら甲子園という場面で打てるとは思いません。「人から何かを学ぶ」という姿勢を高校のときにしっかりと身につけてほしいという願いがある。野球をやめたあとにも、必ず社会で役立つことだ。
・高校生の場合、技術指導は4割ぐらい。あとは、見ることだったり、会話することだったり、そういう部分の方が多いと思います。
・VSOPというブランデーを人生訓にたとえると、20代はバイタリティ(Vitality)、30代はスペシャリティー(Speciality)、40代はオリジナリティー(Originarity)、50代はパーソナリティー(Personality)を身につけるという意味です。最後にヒューマニティー(Humanity)人間性に磨きをかける。
やっぱり神奈川の野球は最高だよね。オススメです。(・ω<)