「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「宮本亜門のバタアシ人生 居場所を見つけた11人の生き方コツ話」

 
へー!知らなかったわー!♪ 演出家の宮本亜門さんって、自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症……すべて経験済みなんだって。ビックリだなー!♪゚(`ェ´)ピャーー

宮本亜門氏の紆余曲折で波乱万丈な半生を織り交ぜた、各界を牽引する11名の方との人生会話集。生きる上での不安や、悩み、迷いを少しでも楽にする!「生きるコツ」満載。読むと「生きるのが嬉しくなる」1冊」そのエッセンスを紹介しよう。


・(吉本ばなな)アンテナを24時間オープンにしている感じがありますね。前は開いたり閉じたりだったんです。閉じているほうが楽ですし。でも書くことを職業にしてからは、意識的に24時間開くようにして。今は、慣れて、開いている中でもちょっと閉じて休ませるとかできるようになりました。
 
完璧主義と忙しさが一緒になったときに肉体的に無理が来るんだねって。ただ忙しいだけならたぶん大丈夫だと思います。
 
瞑想はしていないですが、いつも自分を五割くらいに抑えておく感じにしています。全部出さなきゃいけないときってそんなにないから。五割の力でやるって、だらけるとか怠けるというのとは違うんですよね。「ああ思うようにならないのもいいんだな」って思うようになりました。
 
・(村上和雄 遺伝子研究者)32億分の一の奇跡!生まれただけで丸儲け!生きてるだけで丸儲け!
 
・この3、4年で、人間の遺伝子の暗号をすべて読み終え、すべての生物の遺伝子が読めるようになったんです。これは非常にエキサイティングなことでしてね。細胞があってその中に核があって、その中に入っている。そこに遺伝子の1セット、人間なら32億もの塩基が入っている。塩基というのはいわば科学の文字ですね。32億の塩基といったら、1000ページの本3200冊くらいの情報ですよ。
 
次第に「これは人間が書いたものじゃない。人間が人間の遺伝子なんて書けない。人間を超える働きがないとこんなものはできない」と思ったんです。普通なら神様仏様というところだけど。それでサムシング・グレートと。
 
間の設計図がでたらめに書けるわけがないんですよ。四種類の文字が32億並んでいる。つまり4×4×4……と4を32億回かけていく順列組み合わせがあるんです。その中で人間の生まれる確率なんて0なんですよ。だからあり得ないことが起こっているわけです。その遺伝子の暗号を書いたのはあなたじゃない。両親じゃない、主役は誰かというとサムシンググレートとしかいえないわけです。
 
実はね、科学の世界には昼と夜があるの。昼は“デイサイエンス”で、客観性や理屈の世界。夜、お酒を飲みながら語るのは“ナイトサイエンス”で主観、直感の世界なんです。最近はナイトサイエンスの方が断然面白いんだよね。
 
楽しいと疲れない。楽しくないと疲れる。僕たちを動かしているのは“心の遺伝子”。僕は「心」が人間を動かしていると思っているんですよ。好きな人に会いに行くときは体も弾むように軽いとか、心が体に影響を及ぼしているわけですよね。心は何かっていうとわからない。だから心と遺伝子というテーマなんて誰も手を出さない。
 
・我々の全部のDNAのうち、働いているのは実は、2、3%で、あとは何をしているのかわからないんです。寝ているのか将来のために休んでいるのか。でも何かの拍子に眠っている遺伝子のスイッチがオンになって、働き出すことがある。癌の遺伝子も皆持っているんです、でもオフだったらいいわけです。いろいろな要素で遺伝子のオンオフは変わりますが、僕はそこに“心”も入っていると思うんだね。たとえばイチローが大リーグで活躍しているのも、環境が変わって、遺伝子がオンになったからというのが考えられる。利根川進さんの研究室なんて、五人のノーベル賞受賞者が出ているんですよ。のびやかに好きなことができる雰囲気があったから。
 
今、吉本興業と組んで、難しい講義と漫才を交互に聞かせるという実験をしていましてね。今は遺伝子のオンオフの具合を計測できる技術があるんですが、講義のときと漫才のとき、明らかに変わるんですよ。それにより血糖値も変わる。だから人間にとって陽気な心っていうのは、良い遺伝子のスイッチをオンにするし、悪いストレスは悪い遺伝子のスイッチをオンにするということです。
 
でも残念ながら私たちの遺伝子の多くはオフなんですね。だから良い遺伝子のスイッチをオンにできたら、私は全員“自分の花が咲く”と思う。つまり心の使い方によって皆が天才になれると。天才というのは“自分の花”という意味ですよ。
 
「亜門」って「アジアの門を開く」っていう意味なんだね。久しぶりに村上和雄さんの話しに響いたわー!昔読んだ本、再読してみよ。超オススメです。(・∀・)♪