「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「人間の本性を考える(上)心は「空白の石版」

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人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)


人間の能力というのは先天的なモノなのか、後天的なもモノなのか。遺伝子によるものなのか、努力とガッツと根性でナントカなるものなのか!?永遠のナゾだよね!?(´⊙ω⊙`)この本でそのナゾが解けるかも!?


人の心は「空白の石版」であり、すべては環境によって書き込まれる。これは、20世紀の人文・社会系科学の公式理論であり、反対意見は差別や不平等につながるとして、今なおタブー視される。世界的な認知科学者が、人の心や行動の基礎には生得的なものがあることを最新科学で明かし、人間の本性をめぐる科学が、道徳的・感情的・政治的にいかにゆがめられているかを探究する。米国で大反響のベストセラー、待望の翻訳」そのエッセンスを紹介しよう。


・哲学者のジョン・ロックが述べた「心はいわばまったく欠いた白紙でどんな観念ももたない。では心はどのようにして観念を装備されるのだろうか?私は一語で、「経験」からと答える」の見解は、世襲の王族や貴族の身分も揺るがした。王族や貴族は、彼らの心がほかの人びとの心に白紙からスタートしたなら、自分たちは生まれつき英知や美質を備えていると主張することができなくなる。またこの見解は、奴隷を生まれつき劣った者、あるいは従属する者と見なすことを不可能にするため、奴隷制にも反対の立場だった。


・一卵性双生児は、テレパシーでつながっているのではないかと疑われることがあるくらい、考え方や感じ方がよく似ている。生まれてすぐに別々にされ、おとなになって再会した一卵性双生児は、ずっとたがいを知っていたように感じるという。言語知能も数学的知能も一般知能も、生活の満足感も、人格特性(内向性、神経症傾向、まじめさ、経験に対する開放性など)も似ている。意見のわかれる問題(死刑、宗教、現代音楽など)に対する意見も似ている。筆記による検査の結果が似ているだけでなく、ギャンブル、離婚、犯罪歴、事故歴、テレビ視聴といった、人格特性の結果としての行動も似ている。逆に赤ちゃんのときから一緒に育てられた、血のつながりのない同年齢の兄弟でどちらか一人が養子の場合と二人ともに養子の場合、IQスコアにほとんど相関関係がない。双生児は養子は、遺伝子の差異から心の差異が生じるという強力な間接証拠を提供する。


さあ、この続きの「中」が楽しみだね。オススメです。(╹◡╹)


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人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)