「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「東大教授が考えるあたらしい教養」(柳川範之 藤垣裕子)

東大に憧れたなあ〜!あまりに遠かったなあ!受験する資格すらなかったなあ〜!(笑)今、ネットでほとんどの答えが出る現在、このタイトルどおり、教養のあり方がわかってきてるよね。(・∀・)
 
教養=知識量」という考え方はもう通用しない。ネットで検索すればあらゆる情報が瞬時に手に入る今、知識量の重要性は相対的に低くなっているからだ。東大教授2人が提唱する教養とは「正解のない問いに対し、意見の異なる他者との議論を通して思考を柔軟にし、〈自分がよりよいと考える答え〉にたどり着くこと」。その意味するところは何なのか?どうすればこの思考習慣が身につくのか?人工知能の発展が著しい現代だからこそ、人間にしかできない能力を磨く必要がある。その要諦が詰まった一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・本書が目指すのは、今の時代に求められる「あたらしい教養」とはどのようなものなのかを知り、それを身につけるために何が必要かと考えていくことです。
 
・日本が欧米に追いつくことを目指していた時代には、情報を輸入することに大きな価値が置かれていたもの無理はなかっかもしれなせん。しかし、日本が先進国化した今、海外から情報を輸入して再現することの価値は低下しています。求められるのが情報や知識の量ではなく、課題の解決法や課題の背景にあるものを考え抜く力であることはいうまでもありません。知識度の重要性が大きく低下している今、より強く求められれているのは、知識や情報をベースとして自分の頭で考え「自分ごと化」し、実りある議論につなげられる力でしょう。
 
必要とされるのは、持っている情報量の多さではなく「情報を選別する力」や「情報を結びつけて活用する力」そして「情報をもとに考える力」です。このような力こそ、今の時代に求められる「教養」ではないかと思います。
 
・ビジネスの場面において「課題解決」「アイデア発想」のために必要なのは「異文化に視線を向ける力」と「異文化とコミュニケーションする力」です。これらは、今までの章で述べてきた「自分と違う他者と連携する」という真の教養をより具体化したものといえます。
 
「なぜ「教養=知識量」という誤解が生まれたのか」「答えのない問いを重視するフランス、「正解」を求める日本」「本は「疑いながら読む」」など。
 
なるほど!そうだよね。「流し」も人間じゃないとできないよね。シナリオがないんだから。ということは、ワタシは、時代の最先端をいってるのかも。オススメです。(・∀・)