このブログのタイトルどおり「一日一冊読もう!」と決めて20数年。単純計算で365×20=7300冊!!!それ以前の読書歴を入れて約8000冊かあ!人が一生で読める本の量ってわずかなんだね!(・∀・)
さて、この本。
「あらゆる物事を正確に読み取り、理解する力=読解力。文章を読んで自分の考えをまとめたり、会話で相手の意見に反論するときなど、現代社会を生きる上で不可欠な力だ。しかし読解力のない日本人が増えている。読書量の不足やネット記事・短文SNSの普及による「長文を読み解く耐性がない」「言葉の辞書的な意味は知っていても使いこなせない」ことが主な原因だ。本書では、問題を解きながら実際に言葉を使い、文章を書くことで「語彙力」「作文力」「読解力」の3ステップで鍛えていく。飛ばし読みや資料の要約、会話やコミュニケーションにも役立つ、現代人の必須スキルを磨く一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
・読解力、すなわち、物事を読み取り、理解する力。 これこそが人間社会で生き抜くために不可欠な力だと断言してよか ろう。人間は、日々、読み取って生きている。 周囲の人間関係を読み取り、社会現象を読み取り、 自然現象を読み取っている。そして、もちろん文章を読み取り、 図表を読み取っている。これらの力があれば、 現代社会を生き抜いていける。
・つまりは、読解力のある人が、社会では「頭がいい人」 とみなされる。読解力のない人が、愚かな人とみなされる。 端的に言ってしまえば、文章を読み取れる人は、 様々な現象が読み取れる頭のいい人であり、 文章を読み取れない人は、 様々な現象を読み取れない愚かな人ということになる。
・私は大学受験小論文の指導をしているが、実感としては、 新聞記事や教科書をほぼ誤りなく理解して読める高校生は難関校と 呼ばれる大学(関東ではMARCH、関西では関関同立) に合格できるレベルの生徒たちだ。 そのような難関校に届かない生徒の大半は、 易しい文章であってもしばしば読み取れないことがあると考えて間 違いない。
・文章を理解できないと、そもそも読書という、 人類が数百年前から行っていきた最大の楽しみを味わうことができ ないことになる。文学作品を理解できず、 ミステリーの醍醐味を知らず、 恋愛小説の恍惚も知ることができない。
・そもそも仕事のほとんどは読み取りにかかっている。 太古であれば、空の様子、周囲の動植物の動きなどから、 これから先の天気を読み、周囲の状況を先読みして、 自分の行動を決めただろう。 それにたけた人間が知的な人間としての力を得ることができただろ う。
・クレーマーと読解力不足は通底するのではないか。
・私が、言葉を使えるようにするために鍛えているのは「 言い換え力」だ。 ほぼ同じような内容をどのような表現を用いて語るかだ。 言葉を使うというのは、ある意味で、化粧をすることだ。「 すっぴん」のまま人前に出ることがあるが、多くの場合、 語る人は、少しいろどりをつけて相手に言葉を与える。 相手がどう考えるか、相手にどう考えてほしいかを加味して言葉を練る。 思った通りのことを語るのではなく、少し言葉を改める。 相手を傷つけないようにしたり、逆に傷つけようとしたり。 へりくだってみせたり、逆に相手を威圧しようとしたり、 しっかりと理解してもらおうとしたり。
・そもそも書くことは思考をまとめることにつながる。
・小論文の型【基本C型】(樋口式四部構成)
①問題提起 → 設問の問題点を整理して、イエスかノーかの問題提起をする。 全体の10%前後が望ましい
②意見提示 → 「確かに…しかし…」という言い回しにすると下記いやすい。 全体の30〜40%が普通
③展開 → 自分の意見の根拠を示す。全体の40〜50%ほどを占める
④結論 → もう一度全体を整理し、イエスかノーかはっきり述べる。 努力目標や余韻を持たせるような締めの文などは不要。
・3WHAT3W1H
「それは何か(定義)」「何が起こっているか(現象)」「 何がその結果起こるか(結果)」3W とはWHY(理由、根拠)、WHEN(いつからそうなのか、 それ以前はどうだったか=歴史的状況)、WHERE( どこでそうなのか、他の場所ではどうなのか=地理的状況)。 そして1HとはHOW(どうやればいいか=対策)
毎日、一冊、本を読んでいるけど、時代の先端は読めないなあ!(笑)オススメです!(・∀・)