「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「医者が教える正しい病院のかかり方」(山本健人)

 
昨年8月に入院したときは自分でもビックリしたなあ。まさか、まさか死にそうになるなんて。15日間も入院するなんて、ICUに入るなんて!!そしてそれを思えば今は、スッカリ元気になったなあ!!妻に感謝、病院の医療従事者に感謝、医学の進歩に感謝だねー!♪
 
さてこの本!風邪からガンまで命を守る60の選択。不安でググる前にこの一冊!私たちはどうしたらベストな治療を受け、命を守ることができるのか。正しい医療情報をわかりやすく発信することで多くの人から信頼される現役医師が、風邪からガンまで、知っておくと得する60の基本知識を解説した、医者と病院のトリセツ」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「後医は名医」という有名な言葉があります。最初に診た医師より後から診た医師の方が、より正確に診断しやすいため、患者さんにとって「名医」になりやすい、という意味です。なぜでしょうか?「それまでに行われた治療が効いたか効いていないか、体がどんな反応を示したか」という情報を手にした上で診断することができるからです。
 
・インターネットで医療、健康に関わる情報を調べたい場合、出典・参考文献の記載があるかどうかを確認してください。「何を参照して書いたのか分からないネット記事」は信用しないのが大前提です。本当に困ったときはググる前に病院へ」です。インターネット上にあふれた情報に溺れ、かえって混乱し、不安を募らせるくらいなら、直接病院に相談しましょう。結果的には、解決までの時間は短く済みます。
 
私たちが拠りどころにすべきなのは「たった一人の体験談」ではなく、「統計的なデータに裏付けれた知識」です。そしてそれに明るいのは、その病気の専門家だる医師なのです。
 
症状の原因やメカニズムが完全に明らかになることの方が少ない、と考えています。「はっきりした答えの得られない問題」は、医療現場においては日常茶飯事で、私たち医師はこの現象に疑問を抱いてはいません。なぜなら、医学とは、人体とは、「そういうもの」だからです。
 
「治りますか?」という質問に「治ります」「治りません」というシンプルな返答をすることが難しい場面の方が多い、という感覚を私たち医師は持っています。まず患者さんの使う「治る」という言葉が何を意味するのかを確認し、お互いに合意に至っておく必要があります。これはがんに限らず、あらゆる病気に言えることです。
 
もし患者さんが「治る」を「医療から完全に自由になること」だと捉えているなら、多くの病気は「治らない」と言えるでしょう。人は、誰しも、いつかは病気になります。病気から免れて生きることはできません。「病気になっても、それを治療しながら日常生活を楽しむ」ということを大きな一つの目標にする必要があるのです。
 
 
「病院に行くときお薬手帳を持参するのはなぜ?」「病院に行く前に準備しておくことは?」「クリニックと病院、どっちに行くのがいい?」「病院に行くときは普段の格好でいい?」「医師は知っている人にしか紹介状を書かない?」「目の前でスマホ検索する医師は信用できない?」など。
 

オモシロくて一気に読んじゃいました。年末にむけて読むべし。オススメです。(・∀・)