「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「番号は謎」(佐藤健太郎)

 

この本はユニークだなあ♪オモシロすぎて一気に読んじゃった!♪

 

郵便番号はどう決まる?国道100号が存在しない理由は?M78星雲ってどこだ?交響曲マイナス1番とは?上野駅13・5番線はどこへ向かう?バーコード、ISBN、原子番号、テレビチャンネル、マイナンバー……私たちを取り囲む数々の番号の起源から裏事情までを徹底調査。そこには混沌と秩序をめぐる驚くべき人間ドラマが――その魅力に憑りつかれた著者が案内する、面白くてためになる「番号」の世界」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・どうやら自分は、1から順に番号がついているものが好きらしい。筆者はもともと化学の研究者で、化学の基礎である周期表は、まさしく元素が1番から順に並んだものだ。野球も好きだが、選手の顔は覚えていないのに、背番号だけ覚えていたりする。なるほど自分は番号フェチであったか。
 
・番号について詳しく調べてみると、面白いこと、知っていると役に立つことはいろいろとある。番号が用いられるのは、すぐには数えきれないほど多くの対象を、ひとつひとつ区別して管理する必要が生じたときだ。つまり番号とは支配者、管理者が用いるものであり、本質的に上から目線のものだといわれる。番号で呼ばれ、扱われることは、そのものが持つ性質、履歴、手触り、能力、雰囲気などの一切を削ぎ落とされ、数字という最小限の情報に圧縮されてしまうことだ。
 
【電話番号】
 
・電話の発明(1876(明治九)年)のわずか二年後に、早くも国産電話機が製作された。電話事業が開始されたのは、1890(明治23)年で、当初の電話帳は紙一枚で、東京の1番は東京府庁、2番は逓信省電務局、3番は司法省と、お役所が先頭を占めている。7番以降は民間企業や個人が並び、天気予報に使われている177番は、大隈重信の番号であった。帝国ホテルは222番で、覚えやすい電話番号を取得する例の第一号かもしれない。
 
文明堂は電話帳の裏表紙を買い取り「カステラ一番、電話は二番」という有名なキャッチフレーズを大きく掲載した。広告料は3000円、今の価格に直せば約2000万円。
 
・0番線は「ぜろばんせん」と読むことがほとんどだが、米子駅の0番線は「れいばんせん」と読む。沿線の境港市ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげる出身地で「霊番線」と名付けられている。
 
長野市に本拠を置く八十二銀行は、1931(昭和六)年に十九銀行と六三銀行が合併して発足した銀行で、両社の数字を合計して「八二」を名乗っている。
 
「不思議な順序にはわけがあるー郵便番号」「混沌と抗争のナンバー史ー自動車のナンバープレート」「魔境を照らす一筋の光ー鉄道にまつわる番号」「国道100号が存在しないわけー道路にまつわる番号」「プライドと序列意識の間でーナンバースクール」「「四戸」はどこへ消えた?ー地名と番地」「選手が背負うもう一つの顔ー野球の背番号」「腱鞘炎を防いだ縞模様ーバーコード」「情報のいたちごっこは続くー図書分類」「数字に現れた出版業界の勢力図ーISBN」「無限に挑んだ男たちー天体の番号」「無限に挑んだ男たちー天体の番号」「空き番号に潜むドラマー欠番」「目には見えない神の数字ー原子番号」「視聴率はチャンネル番号で決まる?ーテレビチャンネル」「文化と見栄とプライドとー型番」「「究極の番号」は問題山積ーマイナンバー」など。

 

へー!φ(..)メモメモ 数字、番号トリビアだね〜。ワタシは「4」月生まれなので、「4」は結構好きなんだよね。「死」をあわらすんじゃなくて「志」を表してるからね。続編を期待!超オススメです!♪(^ν^)♪