原辰徳監督の現役時代の背番号「8」を引き継いだ男、往年のジャイアンツの名二塁手、仁志敏久。
「華麗なプレーや記憶に残るプレー、記憶に残る数字だけが野球のすべてではない!走塁や打撃、守備などの一見平凡そうなプレーにも勝因は潜んでいる。本書は解説者もあまり語らない「見えないファインプレー」に注目し、野手や打者などの各位置から解説。プロのプレーの奥深さがわかるワンランク上の野球観戦術!」そのエッセンスを紹介しよう。
・内野手の正面に飛んだゴロは、プロであれば当たり前にできると思われがちなプレーですが、そのゴロを捕った選手が「あらかじめ正面で捕れるように考えて、動いていた」としたらどうでしょうか。つまり、平凡に見えるプレーの裏にもプロだからこそ可能な、プロにしかできない高い技術が隠されていることもあるのです。
・これからお話する“ファインプレー”は、普段みなさんがグラウンドで目にし、大きな歓声をあげるファインプレーとはまた違うものです。例えばー試合に挑む前の準備や姿勢といったプレー以前のこと。簡単に見えるプレーの裏側に隠されていること。それらは「打つ」「投げる」「走る」と同じように重要なことであり、プロとしての“プレー”を成り立たせるために必要なことです。華麗なプレーや記憶・数字に残るプレーだけが、野球のすべてではありません。攻守において、一見平凡そうなプレーにも勝因は潜んでいます。本書は解説者もあまり多くは語らない「見えないファインプレー」に注目し、野手や打者が何を考えながらプレーしているのかを、お伝えしていきます。
・野村克也さんや桑田真澄さんなどのように、目に見えるようで見えないようなこと、つまり「見えないファインプレー」を見抜き、きちんと理論を添えて整然と答えられるというのが、世に言う「野球を知っている」ということになるのだろうと思います。
「ファインプレーは準備されている」「名手のファインプレーは「見えない」」「好プレーはチームで生み出す」「見えないファインプレーの数は得点に比例する」「日頃の「観察」が勝利を呼ぶ」「未来へのファインプレー」「球界の常識を変えた広島東洋カープ・菊池」など
実にオモシロイ。プロ野球の世界は深いねえ。オススメです。(・∀・)