「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「村田修一 男の引き際」(SPORTSウォッチャー取材班)

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村田修一 男の引き際

村田修一 男の引き際

 

 昨年より、巨人軍の4番に定着した背番号25の岡本和真。ダイナミックなフォームと和製大砲、来年以降、益々期待できるよね。岡本の前の背番号25といえば、忘れもしない、男・村田修一だ。(・∀・)

 

横浜、巨人の主砲として球界に名を残し、2018年で現役を引退した男・村田修一。2017年オフに受けた、まさかの戦力外通告。野球人生を大きく変えた「運命の1日」に密着。どん底に落とされた時の心境、松坂世代の仲間との絆、家族と交わした言葉、そして引き際を初めて語った」そのエッセンスを紹介しよう。


想像してほしい。重大な落ち度があったわけでもなく、目に見えて能力が衰えたわけでもないのに突然それまで家族を養ってきた誇りある仕事を失うことになったら……。明日から収入も肩書きもすべきことも、全てが一挙になくなるとしたら……。男の身の上には、それが起きた。


・毎年、打撃フォームを変えたり、独特な練習方法を行う村田選手には技術的な質問をさせてもらうことも多かったのですが、村田選手はいつでも足を止め、時にはバットで再現しながら、そこに至ったきっかけから経緯、根拠までを時間を気にすることなく説明してくれました。村田選手には「感覚的」という言葉は当てはまりません。プレーの全てには根拠があって、その根拠を導き出す為に自身を研究し、相手投手を研究する。そして一度決めた「芯」は結果や状況がどうであれ決してブレることはありません。自分が納得するまで物事を突き詰め、納得するものを見つけたら決してブレることなく突き通す。そんな村田選手の口癖は「てめえの人生だからてめえで責任取るしかない」でした。節目の度に耳にしたこの言葉。私は村田選手がこの言葉を大事にした理由、そしてその由縁を彼の引退間際に知ることとなりました。(金子卓磨・テレビ東京ディレクター)

 

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・「三塁というポジションは外国人でも補充ができる。二遊間とは違い、守備力よりも打力が求められる。チームの主砲としての確固たる打撃がなければ、いろんな選手の起用が可能なポジションともいえる。その点は、駒がいればいるほど助かる投手とは違う。若手を伸ばし、チームの底上げを図りたいと考えているチームはベテラン三塁手の獲得になおさら腰を引くことになる」(東尾修



プロ野球選手にとって若さは残り時間の「別名」であり、ベテランという表現は可能性という価値が摩滅してしまった事実を物語る残酷な肩書きでもある


・ーもしも一度だけ人生のどこかに戻れるとしたら、どこに戻りたいか?

「一回戻るね……まあFAしないっていう選択肢に戻るんだったらそこに戻るんだろうけど。そこに戻るとジャイアンツにいって知り合った選手たちとの絆はないわけで、それも寂しい話出し、自分で手を挙げて優勝したいですって出たから、それを自分で受け止めないといけないし、横浜ですごく応援してくれたファンのみなさんは裏切られたって気持ちもあるかもしれないけど、横浜にいる時は横浜のために全力でやってきたし……。戻らなくても良いかな、もう、戻らなくても良いと思うけどな……。心は本当に充実していたかな、泣きながらでもしゃべって前に進めたから、そういう意味では……戻るところはないですかね、やっぱりね

 

やっぱり2000本安打は達成させたかったね。でも立派だったなあ、村田は。野球ファン必読です。オススメです。(・∀・)♪

 

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村田修一 男の引き際

村田修一 男の引き際