「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「「超」図説講義 鉄道のひみつ」(河辺謙一)

福岡に在住して、最も変わったことが通勤電車に乗らなくなってしまった。メリットは家から職場まで近いこと。デメリットは、睡眠や読書の時間がなくなってしまったことだ。電車の揺れといいんだよね〜。通勤時間って、ムダなものではく、ワタシには必要だということが身にしみたのだ!♪

 

さてこの本。「車両からきっぷまで、ファンも知らない意外な事実をふんだんに盛りこみ、図解とともにわかりやすく解説するまったくあたらしい鉄道入門書!鉄道を見る目がガラリと変わる」そのエッセンスを紹介しよう。


鉄道は「鉄の道」と書きます。では、なぜ鉄のレールなのでしょうか。また、なぜ日本のレールなのでしょうか。キーワードは「轍」です。まず考えられたのが、車輪の重みに耐える堅い石を道に敷くこと、つまり石畳を造ることでした。これが現在の舗装道路の原点です。それは画期的でしたが、陸上の限られた部分とはいえ、長い道路全体を舗装するのは費用と手間がかかります。もし、車輪が常に同じ場所を通るようにできれば、その部分だけ舗装することで交通の効率化が図れ、工事を簡略化できます。どうすれば車輪が通る場所を限定できるか。そこで考えられたのが、左右の車輪が通る轍をあらかじめつくっておくことでした。

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・レールの断面は、カタカナの「エ」の字のような独特の形をしています。この形は、鉄道の象徴でもあり、日本の鉄道のマークにはこの形がよく使われてきました。世界中で同じ断面形状のレールが使われていますが、なぜこの形になったのでしょうか。なぜ「H」の形がいいのか。それは、少ない鋼で最大限の強さを発揮できるからです。

 

 

・線路に敷かれている石は、バラストと呼ばれ、バラストを敷いた線路(軌道)をバラスト軌道といいます。バラストの役目は、枕木を支える以外にも、おもに次のようなものがあります。

 

①レールから枕木へと伝わる振動や衝撃をクッションのように吸収する
②音楽家の壁のように音を吸収する
③線路の水はけをよくする
④雑草が生えるのを防ぐ

 

・世界の鉄道利用者をすべて合わせると、1日あたり1億6000万人になります。そのうち日本の鉄道利用者数は6300万人なんと4割も占めるのです。さらにその9割が、東京・名古屋・大阪を中心とする3大都市圏での利用者なのです。つまり、これらの都市圏ほど鉄道による高密度輸送が行われている場所は、世界にはほかに存在しないのです。

 

その他、「日本にはなぜ狭軌の鉄道が多いのか」「レールの幅はなぜ中途半端なのか」「なぜハンドルを切らずに曲がれるのか」「電車の車体は、じつは上に反っている」「」銀色の電車が増えたのはなぜか」「新幹線はなぜ「へんな顔」をしているのか」「自動改札機はなぜ背の高さを測っているのか」「「鉄道ダイヤ」が日本の暦を変えた」「秒単位で定められる発着時刻」「新幹線の線路にはなぜ信号機がないのか」など。

 

ということは「鉄ちゃん」「鉄オタ」こと鉄道ファンも世界一なんだろうね。スゴイなあ。毎日利用できることに感謝だね。オススメです!(・∀・)