「ノスタルジックでありながら、いま若者や外国人観光客に大人気の「横丁酒場」の写真が満載!2020年東京五輪が決まり、再開発などで今後消えていく運命にある路地裏横丁の懐かしい景観を約200点のモノクロ写真で紹介」そのエッセンスを紹介しよう。
・東京の路地裏横丁は戦後まもなく、 焼け野原となった場所に闇市や屋台などの小さなお店が重なるうよ うに集まってできたところが多い。渋谷ののんべい横丁で60年、 お店をやっている女将さんに話を聞くと、 当時のこの辺りは一面の腹で雑草が生い茂っていて、 その場所に屋台と同じ広さの三坪ほどの小さなお店を、 くじ引きであてがわれたそうだ。 戦後の何もない時代に人々の憩いの場として生まれたのが路地裏横 丁なのである。まさに昭和の面影を今に残す横丁だが、 再開発により年々その姿を消している。
・東京の路地裏横丁は戦後まもなく、
むき出しの配管うごめく気配して路地を曲がれば忘れ得ぬひと
くたびれたこの暗がりの小宇宙たとえばそれが東京だとしても
またべつのあなたをもとむドアノブの壊れたドアが壁となるまで
階段の狭いビル立ち並ぶ路地で昔のあなたと出逢ふ
路地裏で抹殺された思ひ出が袋小路で溜まつてゆくわ
もう二度と逢えない廃墟は欠落がうつくしいから朽ちて安堵す
昭和とはお化け煙突なんだらう取り壊されてもまだあるといふ
「新宿 ゴールデン街」「新宿 思い出横丁」「新宿 思い出の抜け道」「渋谷 のんべい横丁」「三軒茶屋 三角地帯周辺」「吉祥寺 ハーモニカ横丁」「西荻窪 南口駅前と柳小路」「自由が丘 自由が丘横丁と駅周辺」「武蔵小山 駅前路地裏飲食街」「神楽坂 かくれんぼ横丁とその周辺」「大森 山王小路飲食街(地獄谷)」「銀座 路地裏小路」「神田 今川小路」「立石 呑んべ横丁」など。
まだまだ行っていない路地裏ばかりだ。飲みに行かなきゃ!やっぱり表よりも「裏」だよね。オススメです。(・∀・)