「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「子どもも、おとなも楽しめる 江戸小ばなし4」(岡本和明)」

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いや〜この間、人気長寿番組笑点桂宮治さんが新加入したよね〜!ウレシイ〜!以前からお知り合いだったのよ!二つ目の頃から実力は抜きん出たからね。視聴率もうなぎのぼりみたいだし。これからも期待されるねー!♪ (・∀・)
 
さて久しぶりにこのシリーズ。「今、私たちを楽しませる落語、ギャグ、コントの元になった江戸小ばなしを集めたシリーズの第4巻」その代表的なものを紹介しよう。
 
「留守」
 
晦日、ある浪人に家へ掛取り(掛け売りの代金を取り立てること)がやってきました。
「米屋でございますが……」
「あいにく、主人は留守でございます」
女房にいわれた米屋は、帰ったふりをして、障子の穴からなかをのぞいてみました。
すると、浪人がいるのです。米屋が
「そこにいらっしゃるじゃございませんか。ここから見えます」
というと、浪人は障子の穴をふさぎ、
「どうじゃ、これでも見えるか?」と聞きました。
米屋が、「いえ、見えません」
とこたえると、「それなら留守だ」
 
「ぶっそうな町」
 
日が暮れると、辻番がすぐに木戸をしめてしまう町がありました。
行き来するのに不便なので、
「もうすこしおそくまで、木戸を開けといてくれ」
と頼まれた辻番は、
盗人の用心するので、開けることはできないんだ。申し訳ないが、横丁からまわってくれ」と断りました。
「こんな貧乏横丁内に泥棒なんか入らないだろう?」というと
「泥棒が入るからじゃない。この町内の人間を泥棒にいかせないための用心だ」
 
「つ」
 
子どもたちが集まって話をしていると、ひとりが
「一つから、九つまでみんな “ つ ” があるのに、十に “ つ” がないのは、どうしてだろう?」
と、いいだしました。すると、別の子どもが
「五つの “ つ” がよけいにあるじゃないか」
 
「夢」
 
「ゆうべ、縁起のいい夢を見たからごちそうするよ」
「夢を見たくらいで酒をおごってくれるんだから、よっぽどいい夢だったんだな」
「ああ、とてつもなくいい夢だった」
「どんな夢だったんだ?」
「胡瓜の夢だ」
「胡瓜の夢?それがどうしてめでたいんだ?」
「昔からいうじゃないか、一富士、二鷹、三……、あっ、まちがえた」
 
「へぼ将棋」
 
将棋をまったく知らないふたりが、
「みんなが指せて、オレたちが指せないわけがないだろう」
と、駒と盤を買ってくると、自分勝手に指しはじめました。
しばらくして、ひとりが、
「おいっ、手になにを持ってる?」
とたずねると、相手は、
「えーと、王が二枚」と、こたえました。
「ふーん、いやなものを持ってやがる」
 
「禁酒」
 
夜、ひとりで酒を飲んでいるところに、友だちがやってきました。
「お前、禁酒したんじゃないのか?」
「うん、願いごとがあって、一年間禁酒することにしたんだが、どうしてもがまんできないんで、二年にのばした。昼間はやめて、夜は許してもらうことにしたんだ」
それを聞いた友だちが
「そんなら、いっそ三年にのばして、昼も夜も飲めばいい」
 
いいねえ〜!今度飲み屋でオネエチャン相手に言ってみよう。オススメです。(・∀・)

 

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