いや〜この間、人気長寿番組『笑点』に桂宮治さんが新加入したよね〜!ウレシイ〜!以前からお知り合いだったのよ!二つ目の頃から実力は抜きん出たからね。視聴率もうなぎのぼりみたいだし。これからも期待されるねー!♪ (・∀・)
さて久しぶりにこのシリーズ。「今、私たちを楽しませる落語、ギャグ、コントの元になった江戸小ばなしを集めたシリーズの第4巻」その代表的なものを紹介しよう。
「留守」
大晦日、ある浪人に家へ掛取り(掛け売りの代金を取り立てること )がやってきました。
「米屋でございますが……」
「あいにく、主人は留守でございます」
女房にいわれた米屋は、帰ったふりをして、 障子の穴からなかをのぞいてみました。
すると、浪人がいるのです。米屋が
「そこにいらっしゃるじゃございませんか。ここから見えます」
というと、浪人は障子の穴をふさぎ、
「どうじゃ、これでも見えるか?」と聞きました。
米屋が、「いえ、見えません」
とこたえると、「それなら留守だ」
「ぶっそうな町」
日が暮れると、辻番がすぐに木戸をしめてしまう町がありました。
行き来するのに不便なので、
「もうすこしおそくまで、木戸を開けといてくれ」
と頼まれた辻番は、
「盗人の用心するので、開けることはできないんだ。 申し訳ないが、横丁からまわってくれ」と断りました。
「こんな貧乏横丁内に泥棒なんか入らないだろう?」というと
「泥棒が入るからじゃない。 この町内の人間を泥棒にいかせないための用心だ」
「つ」
子どもたちが集まって話をしていると、ひとりが
「一つから、九つまでみんな “ つ ” があるのに、十に “ つ” がないのは、どうしてだろう?」
と、いいだしました。すると、別の子どもが
「五つの “ つ” がよけいにあるじゃないか」
「夢」
「ゆうべ、縁起のいい夢を見たからごちそうするよ」
「夢を見たくらいで酒をおごってくれるんだから、 よっぽどいい夢だったんだな」
「ああ、とてつもなくいい夢だった」
「どんな夢だったんだ?」
「胡瓜の夢だ」
「胡瓜の夢?それがどうしてめでたいんだ?」
「昔からいうじゃないか、一富士、二鷹、三……、あっ、 まちがえた」
「へぼ将棋」
将棋をまったく知らないふたりが、
「みんなが指せて、オレたちが指せないわけがないだろう」
と、駒と盤を買ってくると、自分勝手に指しはじめました。
しばらくして、ひとりが、
「おいっ、手になにを持ってる?」
とたずねると、相手は、
「えーと、王が二枚」と、こたえました。
「ふーん、いやなものを持ってやがる」
「禁酒」
夜、ひとりで酒を飲んでいるところに、友だちがやってきました。
「お前、禁酒したんじゃないのか?」
「うん、願いごとがあって、一年間禁酒することにしたんだが、 どうしてもがまんできないんで、二年にのばした。昼間はやめて、 夜は許してもらうことにしたんだ」
それを聞いた友だちが
「そんなら、いっそ三年にのばして、昼も夜も飲めばいい」
いいねえ〜!今度飲み屋でオネエチャン相手に言ってみよう。オススメです。(・∀・)
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