「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「子どもも、おとなも楽しめる 江戸小ばなし3」(岡本和明)

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江戸小ばなし〈3〉子どもも、おとなも楽しめる

江戸小ばなし〈3〉子どもも、おとなも楽しめる

 

 

昨日に引き続き、江戸小ばなしの第3弾。「絵で読む江戸小ばなし。これで落語が、100倍おもしろくなる」その代表的なものを紹介しましょう。

 
 
「文字の居場所」
 
ある寺子屋の先生、子どもたちに『川』と『河』のちがいをおしえようと、まず
『川』という字を辞書で調べましたが、なかなか見つかりません。
「どこへいったのかなあ……」
と探しているうちに『三』という字を見つけた先生、
「いくら探してもみつからないはずだ、こんなところで寝ている」
 
 
朝顔
 
「オレのところには、昼日中に咲く、めずらしい朝顔があるんだ」
「うそをいいやがる。昼に咲く朝顔があるものか。ほかの花とまちがえてるんじゃないか?」
「まちがいない。あれは朝顔だよ。あす、見に来てくれ」
あるる日、昼近くに友だちがやってきて、ふたりで朝顔を見ていると、だんだんと咲いてきました。友だちが
「おどろいたね。こんな時間に咲く朝顔があるんだ」
と感心していると、朝顔があくびをしながら、
「あーあ、きょうもまた、寝過ごした」
 
 
「すねかじり」
 
「両国におもしろい見世物が出ているが、いっしょに見に行かないか?」
「どんなものが出てるんだ?」
「釘でも金物でも、なんでもかじっちまう。とんでもねえやつが出てるそうだ」
「そんなものはたいしたことがないよ。うちにはもっとすごいのがいるぜ」
「そうかい?」
「オレの息子が、二十五になるが、いまだに親のすねをかじって、きょうもすっかりかじられた」

 

さっそく飲み屋でのネタで使おう!オススメです!♪(・∀・)

 

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江戸小ばなし〈3〉子どもも、おとなも楽しめる

江戸小ばなし〈3〉子どもも、おとなも楽しめる